Masami Toku on Flickr

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2012年5月31日木曜日

毎学期ああ〜毎学期学年末に思う事: What I always think about at the end of semester

やっと成績をつけ終わり、大学側へ提出。と同時にその成績がオープンになった。とそのとたん、予想通り何人かの学生からメールが来た。ああ〜またかのクレーム確認のメール。ほとんどが「自分が計算した成績結果とは異なるので再確認してほしい。」とか、「私のポイントがきちんと提示されていないので、それを加えて再計算しなおしてほしい。」というもの。要するに「私の成績はもっと上のはず!」というもの。もちろん学生側の勘違いである。

毎週のクイズはオンライン。自動的にその点数がクイズ終了後にアップされる。学期中4回あるテストも同様。課題はその都度、点数化してこれまたオンラインの成績チャートへ掲載。掲載ミスや点数の変更などの間違いがないかどうか学生アシスタントとと学年末に必ず確認しあっているし、それでも間違いがないかどうか学期終了前のオフィスアワーに自己申請をするようにと学生達に常日頃から伝えている。その際にクレームをつけてきた学生の成績は、その都度再確認してミスがないようにシステムを組んでいる。最終の計算はもちろんコンピュータで数値を出し、その結果成績を出しているのである。

それを学年が終了し、成績が公式にアップされてから、慌ててそんなはずは〜と連絡してきても、「もう出しちゃったもんね〜(もう遅い)」である。

それでも毎年毎年同じようなメールがまたか〜状態でやってくる。今年はさらに新手の理由が加わった。ちゃんと自分で勉強しなかったことの非を認めてはいるものの、その理由が経済的な理由であり、さらにこの成績だとスカラシップを受けれなくなるので、どうかチャンスをくれというものである。答えはもちろん即座にノーである。それでもめげずに食らいついてくるのがアメリカ人(そして最近とみに増えた中東からの留学生達。昔は中国人だったけど。この人たちがまたよく言えばたくましくしたたか。悪く言えば「う〜」という感じね。日本人の留学生達にもこれくらいのしぶとさが少しはあった方がよいかもね)。

2012年5月30日水曜日

チコの春&初夏はウェルカムアレルギーの到来:Welcome to true face of Chico city!

チコの街は「木の街花の街」のニックネームを持つ程緑豊かで花々が美しい街。でも別名「アレルギーの街」でも。チコの街に移って来て3年目にそのアレルギーのスイッチが入ってしまい、それ以来毎年春先から初夏にかけて、アレルギーの洗礼を受けるのが常。

新しい家に移ってもそれは同じだった。ショック。前の家の前の通りには100年はあろうかという大きなくるみの木が連なる並木道。これの花粉で毎年目がちかちかそして鼻水が、、、という状態だった。(私はそれほどひどくなかったけど、ジョンが結構敏感だった。)

移転先の家にはくるみの木はない。今年はもしかして、、、の期待もむなしくやはりという状態。でも今年のアレルギーの症状はいつもと違った。まずは突発的なくしゃみがとまらない。原因は何かと家の周りをいろいろ見てみて、いまのところたぶんというのがうちの裏庭に塀越しに枝を伸ばしているお隣さんのピーカンの花粉。たぶんこれが犯人。

そして、今年はこれだけでは終わらないみたい。5月末にこのくしゃみがすこし収まったころ、どうもこの前の金環日食を見にビッドウェル公園の丘に出かけた時に薮でさされたときのアレルギーだと思われる湿疹に現在悩まされている。涙。最初ポチンとできた湿疹を「あっ痒いかも」程度で掻いていたら、それが飛び火して今はそれが腰のあたりからウエストへと地図のように赤いまだら模様が広がっている。う〜市販の薬でおさまらず、とうとう病院へかけこんだ。現在もまだ誰がこのカユミを止めて〜状態。

2012年5月28日月曜日

アンディ君&海の中坊卒業祝いホームパーティ:Andy & Kai's Gradutation Home Party (Sun., 5/27)

今日やっとほっと一息の久々のいつものメンバー(日本人女性とそのだんな達&キッズ)をお誘いして、今回の名目は愚息海と幼なじみのアンディ君揃って中学卒業の祝いの集い。のはずが、当の本人達は二人で別部屋に籠ってビデオゲームの超健康(?)的に集い中。そんな二人のティーンエイジをほっといて、大人は早速「私たちの世界」を作ってエンジョイ。

日差しが目に痛い照り着くようなチコの街。パーティスタート時の5時はまだまだ。そんな中7時過ぎあたりからは少ーし日がかげて、家の中でたむろっていた私たちも野外庭で団らん。夫どもは夫でかたまり何やら談笑。私たち「妻達」もいつものように楽しい女子会。そして家の中では、慶子さん(食品工学)がモーツアルトのトルコ行進曲を。音大かサイエンスかとその進路を悩んでいたというその実力をかいま見ることに。その後ピアノの後にあわせて、ダンスパーティもスタート。
パーティの間中、子ども達も家の中でお絵描きしたり、あきたら外へと思い思いのいつもの光景。今学期はいろいろあって、このいつものパーティがなかなかみんな揃ってできなかったのよ。今日は本当にやっとね!気分。いよいよ夏だ(でもまだ私は成績付けが、、、涙)

2012年5月25日金曜日

今日は海の卒業式:Kai's graduation ceremony at Marsh Junior High School (Fri., 5/25)

今日は海の中学の卒業式。大学の時と同様室外でのセレモニー。海ら学生は7時半集合。セレモニーは8時半からのスタート。席とりのため私たちもキャンプチェアー持参でいそいそと出かける。ほとんどの人は既に前日に椅子やタオルで場所取りだったのか既に椅子がびっしり状態。でも父兄はまだちらほら。そんな中私たちは本持参で椅子に座りまた日差しが強くなる前の早朝の青空読でセレモニー開始待ち。

男の子と女の子のペアで仲良くマーチングでセレモニー青空会場へ入場。教育委員会のお偉いさん方や校長先生のスピーチの後、生徒代表男女三人の学生生活を振り返って的な挨拶。日本の厳粛なスピーチと大きく違うところは、大人学生に限らず、皆ちょっと気の効いた(ジョーク)言葉を入れて少し笑いをとるところ。そしてスピーチの最後はハンディキャップありながらがんばった卒業生への特別表彰スピーチ。それを受け取るその学生の最高の笑顔に多くの人が祝福のスタンディングオベーション(同じ親として思う気持ちは皆同じ。よくがんばったね。そしてこれからも)。

そして卒業生一人一人の名前のアナウンスとともにステージに上がり校長先生より卒業証書を受け取る卒業生達。最後は再びマーチングで会場から去って行く彼ら彼女ら。中学は2学年だけなので、日本でいうところの中学3年が高校1年生にあたる。この8月から海は14歳ではや高校生。

(下から2番目の写真は左から海と親友のエマーソン。二人で打ち合わせて海は上下黒で白のネクタイ。エマーソンはその逆パターンで上下白でタイを黒にということらしい。その海の希望の組み合わせを探すのに私の方が苦労しました。制服がないので、このスペシャルな日のために男女問わず目一杯におしゃれを。ところでこのエマーソン、14歳でなんと身長180センチを超える超ハンサムボーイ。エマーソンと並ぶと、小柄な海がいつも以上に小さく見えてしまいますね。それでも仲良しな二人。最後は中学校のトレードマークわにの下、家族三人で記念にパチリ。こちらも海にあわせて家族で黒づくし。)

*他の卒業写真は「ジョンのFacebook」にあります。よかったらクリックしてみてくださいね(^_^)。

2012年5月24日木曜日

海中学最後のダンスパーティは如何に:How was Kai's Last Dance Party in Junior High? (Wed., 5/23)


中学最後のダンスパーティらしい(といっても日本と違って中学は二学年のみなので、実際にはまだ中学の2年生)。 中学でこういうソーシャルな社交場を提供するところがやはりアメリカね。と思いきや、実際はまだまだこの程度。ガールフレンドがいたり、女の子を誘ってダンスをというような粋な男の子(ティーンエイジの始まり14歳)はまだそう多くないらしく、相手のいない男の子同士で集まって、このように騒いでいるのが実態。親としてはちょっと情けないような、幼さにほっとするような、ミックスフィーリング。 

かわいかった子ども時代にそろそろ別れをつげ、ティーンエイジ時代の到来、そしてこの夏からいよいよ高校生になる(こちらでは高校が4学年:中高トータルで6学年なので結果日本と同じ)。

それにしても、アメリカは高校まで義務教育なので、「お受験」がない!はるか昔の自分自身の体験を思い出してみても、結構精神的にあった(?)のではないかと思うので、高校受験がないというのはいや〜本当に楽よ。受験生を持つ家庭によくありがちな、うちの中のびりびりムードは全くないもの。日本も早くそうするべきだよね。そうなると受験のための授業という方向性もなくなって、もっと有意義な授業ができると思うのだけどね。

2012年5月22日火曜日

ジョンのゾロメ(44歳)の誕生日そして海の宿題進捗状況:Jon's 44 yrs birthday & Theo's late assignments

昨日(5月21日)はジョンの44歳の誕生日。「ハッピ〜ハッピ〜バースディ〜」と祝いたいゾロメの記念すべき誕生日。特別な日に〜と言いたいところだけど、海の学校がまだ後残り1週間。今週末日曜にジョンの誕生祝いと海の卒業祝いを一緒に祝うことにして(あっでもジョンと二人で一緒にスペイン料理のレストランでスペシャルランチには行きましたよ)、今のところ海の遅れた宿題の対応に追われている(滅多に手伝わない私もさすがに今回はお手伝い)。例の入院騒ぎで遅れた宿題がたまりにたまり(それとぎりぎりにならないと火がつかない、誰かさんそっくりの性癖が災いして。う〜それは私。)、それを終わらせるために毎日海を叱責しつつ手伝う日々がまだ続いている。

いちがいに比較はできないだろうけど、日本と比べるとアメリカの宿題は一つの答えを求めるというより、そのプロセスを問うプロジェクト形式のものが多いので、時間がかかって結構大変。今日は最後の大きな英語の宿題が終了(本の感想小論みたいなものにイラストを記載するというもので7頁)。後は遅れている数学の宿題(なんと5つも >_<,,,)。最後の日(5/24木)まで後二日。間に合うか?一応教師として私からの一言。終わらなくとも少なくともそのがんばる姿勢が重要だから、あきらめないでとりあえずあと二日。

(*写真は実はこのメールとは関係なく、先週のサイエンスの宿題「ペットボトルを使ってのロケット作り」。どれだけ高く飛ばすか?そしてちゃんとパラシュートが開くかが課題だったみたい。)

2012年5月20日日曜日

チコで見た「金環日食」ウォッチ顛末:Watching "95% Ring Eclipse" in Chico (Sun., 5/20)

午前中一杯炎天下のグランドで過ごした卒業式。水分が体中から蒸発しきった状態(そんな風な感じるほど)の身体を引きずりオフィスへ戻ってローブを脱ぎ捨てホット一息。急いで自転車にまたがりうちへいそいそ。今日は盛りだくさんの一日。早速カリフォルニア巻きを作り、お隣りのホームパーティへちょこっと参加。息子さんが無事大学を卒業したのだ。めでたい!

さあ〜て、これからが今日のメインイベント。淳代さん家族を誘って、自転車できこきこ。チコ市の真ん中をつらなるでっか〜いビッドウェル市立公園の丘の上で「金環日食 ("Annular" eclipse: annular はラテン語でリングのこと) 」を見るのだあ!

日本では2009年7月22日の皆既日食(奄美も含む〜)直後から次は2012年5月21日の「金環日食だ!日本では1958年以来っ!と大騒ぎ。この数ヶ月はカウント状態。それを日本の衛星放送で見ていた私は、「そうか金環日食を見るために今年は早めに日本に帰りたいなあ〜(結局は日程的に無理だったけど)」と思っていたもの。

それがそれが、なんとこのチコ市がアメリカでその金環日食を見れるベストスポットの一つだったなんて。それを知ったのが実はつい1週間程前のこと。TVもラジオでもそんなこと全然〜という状態だった。ようやく今週に入ってからラジオなんかで話題になり始め、焦って日食グラスを買いに走ったのだけど、これまたどこにも売っていないではないの。日本では国民全員の話題が金環日食一色状態。それに比べてここアメリカでは、ご当地チコでさえ、つい最近までそのことを知らなかったという現実。アメリカ生活20数年の私もさすがにこれにはびっくり。

とはいえ、さすがに日食日数日前の木曜に観測所で2千個の観測日食眼鏡を売りに出したところ1時間で売れきれだとか。出遅れた私たちは、そういえば〜と2009年の観測眼鏡を探しに探してやっと一個自宅で発見。その後結局当日になって、ガイドで同公園に出かけたジョンが偶然にその観測所で配っている眼鏡をもう一個。「まだあるかもよ〜」の一声に早速私も、、、でもその時には知恵のついた観測所職員から寄付という名目でを1個$10も請求されてしまった(どうもその知恵をさずけたのはジョンだったらしい)。

夕方5時半頃に公園到着。どこからこんなにと思える程人が集まって来ていた。サクラメントから家族で来ていた日本人家族もいましたよ。車で駐車場だけでなく道路も一杯。トレイル入り口のゲートに自転車を止め、てくてく歩きながら丘の頂上を目指す途中、ふと日食眼鏡ですかしてみると、既に皆既が始まっていた。完全金環になったのが6時半頃。なだらかな丘陵から日食していく状態を見れたのは感無量(その時ジョンが撮った写真がこれら)。特に3年前の奄美での観測があいにくの天気だったからなおさら。感激さめやらぬ中、心地よい夕方の風を感じながら再び自転車で帰路に。

2012年いつもの卒業式風景 at CSU-Chico: Commencement at CSU-Chico (Sun., 5/20)

朝の8時半集合。今日は卒業式。私たちファカルティ(大学教員)にとっても今学期最後のお勤め。チコは大きなスタジアムが無いので、芝生のグランドでそれも屋根なしの青空セレモニー(学長などお偉いさんがたは屋根付きのステージ)。金曜が大学院の卒業式。学部の方はいくつかの学部ごとに土日の二日に分けて開催。芸術学部は日曜の今日(5月21日)。 

中世の貴族達のような服装が制服なのがアメリカの特徴。チコも例外ではない。その地域や大学によって卒業式の雰囲気は異なるが、ここチコの卒業式はその格好に特徴あり。足下を見よ。学生のみならず、なんとファカルティ(教授陣)も皆サンダル履き。さらに皆グラサンで登場。威厳荘厳さとは無縁の卒業式。ちなみにそのガウンローブの下は軽装。時々その下に水着をつけている学生も。日本では考えられないことでしょうが、、、笑(弁護するわけではありませんが、屋外での催し物にはサングラスは必需品。湿度の低いからからのカリフォルニアでは、湿気のベールがないので、直射日光で本当に目が焼けてしまうのです。)。

写真上から入場行進を終えて席につき、足を組み、もとい足をローブから出し、厳粛(?)に祝辞を聞く卒業生達。次はグラサン&サンダル履きの「ファカルティ女性教授陣(College of Humanities & Fine Art)」。最後は私の教え子、美術教育の学生達。これまたグラサンにそしてこちらはおしゃれにヒールそれでもサンダル履き。う〜ん、日本とだいぶ違う。というかカリフォルニアが違うのかも。イリノイはもっと厳粛だった記憶があるもの。笑。

2012年5月17日木曜日

ファイナルは「カリフォルニア巻き」で「食とアート」: "Food as Art" with California Roll as Final Project

今週はファイナルウィーク。今日はその一つ「HNRS249: Visual Literature and Culture」のクラスのファイナル (Noon - 2 PM: Thu., 5/17)。 実はこのクラス、私の通常担当している美術教育や芸術鑑賞学関係とはちょっと異なり、今学期1回だけの(たぶん)担当。昨年ベストオブティーチャーイヤーに選ばれたことでオーナーズプログラムから特別に今学期一クラス担当してほしいとの依頼があり特別に作ったクラス(*Honors Program:成績優秀者用のプログラム、といっても平均B+以上なので、日本と比較すると「成績優秀」のレベルがちょっと低いかも ^_6)。

 一応GE クラス(General Education: 一般教養)。対象は大学1、2年生。コース内容はなんでもOKということだったので、日頃からやりたいと思っていた(かつてイリノイ大の大学院時代に指導していた)「芸術鑑賞学」+「実技」のクラスにした。もち昨年出版した自分の教科書を使用。一石二鳥。 

今日のファイナルはテストではなく、「食とアート(Food as Art)」を考える最後のグループ実技プロジェクトと題し、「カリフォルニア巻き」をベースにして季節(美意識)を表現するというもの。最初はもち私の巻き寿司作りのデモ。そしてすでにグループ分けし、季節を決めたそれぞれのグループが季節感を表現するためにディスプレーに挑むというもの。結果がこれ。写真上は修了後にジャッジをお願いした同僚テリサ(写真後列左端:芸術学部の主任)とメディアライブラリーの学芸員エレン(写真後列左から2番目:私の本のデザイナーでもある)も一緒に皆でパチリ。作品は上から「春」「夏」「冬」。ベスト賞はキャタプラー(青虫)を表現した「夏グループ」が優勝。終わったあとはもちラストサパーならぬラストランチパーティに早変わり。

なんとチコも金環皆既日食ウォッチのベストスポットだったなんて!:What's the great place CHICO is for the eclipse!

5/21(月:日本時間)日本が金環日食を見るためのベストプレイスというのは数年前(2009年7月22日の奄美での皆既日食後)から話題になったいたのだけど、実はカリフォルニアそれもうちのチコ市がベストスポットだったなんて、全く知らなかった。

一時はこれを見るために今年は日本に早めに帰国?なんて思ったりしたのだけど、いろいろ仕事が詰まって半分あきらめていた私。それがっだっ〜なんとこのチコでばっちり見れるとは、すっごくうれしい。時差の関係でここアメリカでは5月20日で見れることになるらしい。詳しくは「金環日食情報(ビデオあり)」をどうぞ。

もひとつついでに「5月21日」はなんとジョンのぞろ目の44際のお誕生日。今年は海の中学の卒業とも重なるので、これは盛大にパーティをやらないといけないですね。

海のなりたいもの見つけたかな?:Maybe Kai found his future plan?

2012年5月16日水曜日

学年末のいつもの風景:Ususal Scene at the end of semester

いつものことながらあっと言う間に月日が過ぎて行く。今学期は三つもの展示会プロジェクトも結果的に抱えることになり、どうなることかと思ったけど、どうにかなるものである。これまたいつものことながら。ハハハ、、、。ちょっと苦笑い。これまた周りの人たちの協力と今回は良い学生に恵まれた賜物。いつもながらラッキーな私。これまたハハハ。

昨日いっこ学年末テスト(オンラインだけど)終了。あと二個で今学期も無事終了、もといその前に問題のオフィスアワーが、、、そう長い列。アメリカの大学は通常の授業の他に学生の質疑対応のため少なくとも週5時間のオフィスアワーが義務づけられている。学生が質問にこようとこまいとその時間帯はオフィスに待機状態。いつもならほとんど来ない学生達が、学年末のこの時期になると大挙する。特に一般教養の学生達がこの時期になって初めて、「おっーもしかして、、、このままではやばい」「どうにかしてくれ〜」状態でやってくる。「おっそい!」という気持ちを抑えながら、それはそう感情的になりおこってしまったら負けの米国社会では、そんな気持ちをぐっと抑えにこっと迎え、「ぼけっ!」「今頃っ!」「何度もいったでしょう!聞いてなかったのかあ〜!」という声ならぬ声をぐっとおさえ彼ら彼女らの今頃的は質問に対応する私。もしかして私二重人格?いいのでアール。

最近では増えたインターナショナル(特に中東からの)学生達の「おっ今度はそう来たか」と感激するようなエキスキューズ(口実)に一つ一つ対応しながら、(うんにゃ甘い!私を誰だと思っているの?徳雅美よっ!と声なき声を心の中で発しずつ、「私は成績はフェアにつけることを哲学にしているの。だから君の理由もよ〜くわかるけれど、だめなものはだめなのよ〜」と答える私。

さ〜て明日最後のオフィスアワーが待っている。どんな学生がどんなエキスキューズで訪れるか?これまた楽しみになってきている二重人格の私。渡米生活も20余年。タフになったものである。自分自身に感心する今日このごろ。

2012年5月14日月曜日

カリフォルニアを離れる日:The Departure Day in SF, CA (Sun., 5/13)






旅立ちの朝そしてサンフランシスコへ:Departure to SFO (Sat., 5/12)








ウェルカムそしてさよならホームバーティ: Welcome & Farewell Home Party (Fri., 5/11)

あっという間にチコを離れる日が明日に。イベント準備におわれる毎日。最後の日となりましたが、ウェルカムとさよならパーティ合同のホームパーティをうちで開催。美術教育のレセプションの後の集まりということで、いつもより遅い7時過ぎのスタート。

私の中学来の友人でNPOアマミーナの副代表でもある久代さんのたっての願い「アメリカで本場のステーキが食べたい〜」ということで、私らも滅多に食べない(というのもジョンが赤肉があまり好きでないのも理由のひとつ)サーロインを用意。塩こしょうそしてガーリックをふっただけで、炭火でのバーベキュー。それがめちゃんこおいしかった。余裕があるときのうちらの定番メニューになりそう。参加してくださったメンバーでいつもの持ち寄りポトラックパーティ。おかげで、出発前の思い出深い夜になったのではないかと思います。感謝。この後なんと〜深夜過ぎまでの酒盛りとなったのでした。(私は久しぶりに翌日二日酔い。皆さん大丈夫だったでしょうか。笑。)

2012美術教育展示会&アワードレセプション: Annual ArtEd show & Award Ceremony (Fri., 5/11)



昨夜のカレッジでのアワードセレモニー(表彰式)の翌日、今日5月11日(金)は最後のそしてわたしたち美術教育プログラムのためのアワードセレモニーを美術教育アート展示会会場でもあるBMU (Bell Memorial Union)ギャラリーでレセプションと併行して開催。 

美術教育プログラムでこの春学期に開催された三つの展示会やイベントで選ばれた作品賞の学生達への賞金を渡すとともに、ここでアマミーナ主催「公民館アートプロジェクト」に参加する予定の学生二人レベッカとジェナにアマミーナの名代である久代ちゃんからお礼の言葉を伝えてもらいました。

今年は例年以上のイベント盛りだくさんで、それに伴って私の美術教育クラスの学生達も大忙し。あらためて私についてきてくれた学生達に感謝。

2012年5月13日日曜日

渡邊先生講演の後はHFAアワードセレモニーにご招待そして最後は:HFA Award Ceremony (Thu., 5/10)

5/10(木)の夕方5時から6時までの1時間、私の「芸術鑑賞学」のクラスでの渡邊先生の講演の後、6時半に皆でHFA (College of Humanities and Fine Art)の Award Ceremony (表彰式セレモニー)会場へ移動。「College of HFA(エイチエフエーと発音)」は哲学、英語学、外国語学、歴史、宗教学部などの人文関係学部(Humanities)と私たちの視覚芸術(美術)を含む音楽や演劇などの芸術関係(Fine Arts)が合わさったカレッジ(単科大学部)のこと。この他サイエンスやビジネス、教育などがそれぞれのカレッジがあり、それらを総合して、このカリフォルニア大学チコ校というユニバーシティ(University)を構成しているということになる。う〜ん、日本語で説明すると結構ややこしいですね。

 一番上の中央写真はその時の表彰式の様子。このカレッジの表彰式はそれぞれの学部で優秀な成績をおさめた学生や大学全体(例えば一般教養のクラスなど)での優秀な学生達を表彰するもの。今回は昨年春の義援金集めに協力してくれたチコの皆さんにお礼をいうために日本からわざわざ来てくれたということで、福島大学の渡邊先生、さらに「NPOアマミーナ」は学生二人の日本渡航の費用を助成してくれたということで、その名代として久代ちゃんを皆の前で紹介。全部の表彰が終わった後、最後に「これで学生の表彰は終わりましたが、今回は実はもう一つ特別なお知らせがあります。」ではじまった、我が同僚そして芸術学部の主任でもあるテリサのアナウンスに、会場の皆はしーんとなり、そして拍手喝采。こういうことは滅多になりことなので、粋な計らいに感謝。見ていた私も胸が熱くなりました。やっぱり無理をいって来てもらって本当によかった。来たかいがあったというもの。本当にそう思いました。胸ジーン。 

次の写真はその表紙様式終了後、会場近くに設けられたレセプションで今年の夏奄美につれてく三人の学生達と一緒に皆でパチリ。その次の写真は左から渡邊先生。College of HFAの代表(「Dean」)のジョエル。そして我が同僚テリサ。(彼女がお願いをしてくれたので、こういった表彰式で紹介してもらうことができたので、彼女に本当に感謝。) 最後は、そのレセプションの後、さらに皆で大学近くのメキシカンレストランへ打ち上げ、マルガリータで乾杯に。写真の一番左のはではでレディはなんと彫刻の教授のシェリー(実は彼女の家にアマミーナ主催の夏の短期留学参加のガールズ二人は泊まったのでした)。右端は大学学長の奥さん泰子さん。なんとだんな(大学学長ね)が胆石で緊急入院で、たった今手術中というのに、わざわざかけつけてくれました。これまた感謝。

渡邊先生の「Kai-art」講演 in CSU-Chico: Prof. Watanabe's talk in the class of Art100: Art Appreciation (Thu., 5/10)


今日は渡邊先生に私のGE(General Education:一般教養)の「芸術鑑賞教育」のクラスにおいでいただき、「鯉アートプロジェクトの背景(3月11日の震災を受け「アートに何かできるのか?」を考えるアートセラピープロジェクト)、「鯉」にまつわる象徴的な意味の歴史、そして展示会の状況などなどをお話いただいた。結果は?すごーく満足。先日から私の美術教育のクラスでも何度もお話しいただき、通訳件司会の私も慣れて来たのか、今日はいつにもまして良い講演だったのではないかと思います。みんなの反応は?この写真を見ていただければわかると思います (^_^)。