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2009年4月28日火曜日

ヒルトンホテルの忘れ物:My missing item in Hilton Hotel at Minneapolis

ちょっと今日はいい話し。先週まで美術教育関係の学会でミネアポリスへ行っていた。チコに帰って来た翌日、見知らぬ人から「ミネアポリスの学会に行ってませんでしたか?」との突然のメール。何だ何だと思いながら「行ってましたよ。」と返事をした。すぐに「ヒルトンホテルに何か忘れ物をしませんでしたか?」というさらに問い。何を忘れたかということは一言も書いていないので、あっこれは本当に私かどうかを疑っているんだなあと感じたので「今帰って来たばかりなので、何を忘れたかにまだ気付いていないけれど、もしヒルトンに忘れ物をしたのだとしたら、そこには宿泊していないので、たぶん発表会場かお昼を食べたカフェだと思う。」そして「どうして私が忘れ物をしたとわかったの?それに私の名前があったの?もしよかったら何なのかを教えてもらえませんか?」と回答しておいた。

するとまたまた返事「フラッシュドライブが見つけたので、たぶん君のではないかと思う。必要だったら中身を何件かメールで送りましょうか?」と。それに対して私は「もしそれが私のだったら、2つのドライブがくっついていて、色はシルバーと黒のツートンカラーのはず。」とさらに回答。それに対する彼のメールが「ビンゴー!君のだ、よかった」と一緒にこの写真が送られてきた (^_^)。

以上のやりとりはたった一日での出来事。このメールの後、お礼のT−シャツと返却用の切手をつけた封筒をこちらから送付して、無事数日後に忘れ物は私の手元にちゃんと届いたのでした。

いやはやいやはやである。ヒルトンホテルの従業員としか説明がなかったけれど、たぶん彼は私が発表した時、設定を手伝ってくれたテクニシャンではないかと思う。こんなことがアメリカで起きるのね。(容量の大きなフラッシュドライブ2つなので軽く$100ドルはするもの。返ってこなくても不思議ではない。)本人も覚えていない忘れ物が、返ってきました。ちょっとうれしい、そして有り難い出来事。

それにしても、私ってどうして、いつも何か一つホテルに忘れてきてしまう。今度こそはと思っていましたが、、、

2009年4月27日月曜日

シェラネバダビール醸造所エコフェスティバル(4/26/09):Sierra Nevada Brewing Company Eco Festival


チコを基盤にビジネスを展開するシェラネバダビール。これはもうチコのレジェンド(伝説)。30年程前に自宅の小さなガレージからスタートしたという地ビール会社。今や大手のビール会社も含めて米国でトップテンに入るというチコローカル地盤の優良企業である醸造会社。ここの顔とも言えるのが、緑のラベルで有名なPale Ale。全米の酒屋で販売していますよ。チコを知らなくてもこのビールは有名かも。私自身、このビールを最初に飲んだ時はこんなおいしいビールがこの世にあるのかと思ったくらい(それも大学のインタビューのランチでの出来事。今だに当時のチェアは雅美の飲みっぷりが良かったので採用を決めたと笑いながらいうくらい。ジョークだとは思うのだけど、、、以外と本音かも。)

シーズン毎の銘柄などたくさんあり。レストランで確か15種類くらいのティスティング(もちろん小さいコップで、でもずらっと並んでね ^_^)がわずか$15(1500円)くらい。これはお勧めで、日本から友人たちが来るときには必ず行くようにしている。

今日はそのシェラネバダ醸造所の敷地内でのエコフェスティバル。何でも数億をかけてソーラーシステムに変えたのを記念に?(写真のパーキングの屋根がそれね)バンドも呼んで、チコ市民への還元イベントという感じですな。今は全米どこでも「Sustainability(環境保護)」という言葉のオンパレード。我が職場、カリフォルニア州立大学チコ校もこの言葉をキーワードにいろんなプロジェクト(研究やイベント活動)を推進しています。

家族で、ちょっとのぞきに行ってきました(ちなみにシェラネバダの宣伝文句を並べましたが、ここから私はもちろん何ももらっておりません ^_^)。それにしてもこういったイベントにはいつものメンバーが一杯というか、、、チコがこんなにヒッピーな街であることに驚かされますね。いやはやです。(うちももしかするとあっまた来てると言われている家族のひとつかも知れません。笑)

2009年4月26日日曜日

交通事故後遺症関連イベント報告(4/25/09):Thoracic Outlet Syndrome (TOS) Awareness Event


昨日 Cafe Flo でTOSのAwareness Eventが開かれたが、その時の様子をここに紹介。写真はそのご当人、TOS と闘っているけいさんのプレゼンテーション。TOSの種類やそれがなぜ起こるのかの説明や治療法など、具体的な情報をパネルにして、ジョークを交えながらのプレゼン。えてして重くなりがちなこういった病気に関するプレゼンが、けいさんの明るい人柄もあって、とてもなごやかでそして楽しい会となりました。

またこのイベントは音楽あり、おいしいワインにおつまみあり、そしてけいさんのプレゼンのフィードバック的なクイズ(とその景品^_^)ありと、とても楽しいものになりました。ワインは慶子さんのご主人のワイナリーからの提供 (5/2にはワイナリー25周年を記念してのパーティが、そして新しい銘柄「タンゴ (Tango)」が紹介されるそうですよ。皆さん〜奮ってご参加くださいね ^_^!) そしておつまみは Japan-Chico Women's Clubの面々からの提供。場所を提供してくれた Cafe Flo にも感謝ですね。

下記のビデオは、そのプレゼンの前後のジャズ演奏。ピアノはこのイベントの発案&まとめ役のお二人(後藤慶子さんとしげみさん)の内のしげみさんの方(大きいおなかのプレママさん。もうすぐです)。そして、クリスティン(Christine, ベース)、ケイシー(Casey, ドラム)、& サックスはうちのジョン(Jon:しげみさんのお誘いで、公でのプレイはこれが初めて。聞いている私もちょっとどきどき。)

そしてビデオには、チコ在住の日本人女性を中心にそのだんな衆、こどもたちと、チコの日本人コミュニティーを凝縮したようなわきあいあい状態の様子が写っていますよ。とても良い土曜の午後でした。チコはもうそろそろ初夏の陽気。今夜の夕食はクイズの景品でもらったカレーのルーでカレーライスに決まりです (^_^)!


2009年4月25日土曜日

交通事故後遺症Awarenessイベント(4/25/09):Chico's first Thoracic Outlet Syndrome (TOS) Awareness Event!

チコの友人、けいさんが2年程前、交通事故にあった。車の助手席に乗っているとき、そこにちょうどストップサインを無視した車(なんとパトカー)が追突したのである。車が大破するような大事故には至らなかったが、その追突の衝撃(ちょうど助手席側)で、けいさんの身体は大きく横にふっとばされる形になった。当初はむち打ち程度と思っていた痛みが、首、肩、腕へと痛みは広がり、よくなったり悪化したりの繰り返しで、ひどい時にはドアのノブを回すことさえできない。はっきりとした病名がわからずに悩んでいたところこのTOSというものだと知った。外傷もなく、はためには普通に見えるところから、他のひとたちには当人達の苦しみがわからず、それがなおさらこのTOSの人たちを精神的にも苦しめることになっている。今回有志達でこの病気をまずは理解してもらおうというイベントを行うことになった。上記はそのお知らせのちらし。これから出かけてきます。詳細についてはまた後ほど。下記はそのTOS サイトからの説明文を抜粋。(*またウィキペディアの情報サイト(日本語版)ここをクリック!)

What is Thoracic Outlet Syndrome?
TOS is an umbrella term that encompasses three related syndromes that cause pain in the arm, shoulder, and neck: neurogenic TOS (caused by compression of the brachial plexus), vascular TOS (caused by compression of the subclavian artery or vein) and nonspecific or disputed TOS (in which the pain is from unexplained causes). Occasionally, neurogenic TOS and vascular TOS co-exist in the same person. Most doctors agree that TOS is caused by compression of the brachial plexus or subclavian vessels as they pass through narrow passageways leading from the base of the neck to the armpit and arm, but there is considerable disagreement about its diagnosis and treatment.
Making the diagnosis of TOS even more difficult is that a number of disorders feature symptoms similar to those of TOS, including rotator cuff injuries, cervical disc disorders, fibromyalgia, multiple sclerosis, complex regional pain syndrome, and tumors of the syrinx or spinal cord. Symptoms of TOS vary depending on the type.


2009年4月24日金曜日

海のプレゼン「ルーズベルト大統領」について:Theo's Presentation in Social Study


左の写真は海がルーズベルト大統領のかっこう(の真似)をしてのスピーチの練習風景 (4/23/09)。

社会(アメリカ歴史)の授業の一環だそう。何でも歴史上の有名人を選んで、リサーチ。その人となりや人生を写真等と共にまとめたパネルを作成し、それをもとにその人物になりきって、5分のスピーチを行うというもの。2週間の課外授業の結果発表としての宿題。

(現在はどうはわかりませんが、少なくとも私がこどもだったころと比べて)日本の社会や歴史の授業よりかなり主体的なアプローチのような感じがします。こうやってアメリカの子ども達はスピーチ能力を鍛えられていくのでしょう。やはり自分のこどもだった時代と比べて、こういった授業を受けているこどもたちとは、自分の言葉で表現するという能力に関しては、もう勝負にならないという気がしますね。(でもそれが本当に良いかどうかはまた別の議論になるかとは思いますが、、、)

下記のビデオは発表の最後の部分。スピーチを終えて、パネル紹介に入っているところ(ここはかなり気が楽みたいで、本人ものりのりの感じ)

4/24(金)の発表は本人曰く、上々だったようです (^_^)。

2009年4月23日木曜日

カリフォルニア州共通テスト(STAR): Standardized Testing and Reporting (STAR) in California


California Department of Education

4/21 (火)早朝にチコの街に帰って来た。ミネアポリスで開催されていたNAEA (National Art Education Association)の学会参加を終えての帰宅。学会先で母校の友人達を会える楽しいイベント、年一度の恒例イベントなのだが、よる年並にかてず、さすがに帰って来るとぐったり。また留守にしていた間、机上にためておいた書類の山を見るとまたぐったり。

それはともかく、少ない睡眠時間にぼっとしながら翌朝、息子の登校準備を見ていると、いつもばたばたと慌ただしく準備をしている息子の態度がおかしい。なんかゆっくり、ゆとりすら感じられる。「海君どうしたの?」と一応母としては聞いてみる。どうもこれから2週間程、午前中は学校はお休みで、午前中遅くの登校ということになっているらしい。どうなっているのと主人と息子に改めて聞くと(息子の学校事情をだんなに聞くというのも母としてちょっと情けないけど、、、)、どうも州の共通テストの方針/やり方(存在そのもの?)に抗議して、反対する親達がこどもたちにそのテストを受けさせない事を決めたらしい。そのそのテスト期間中は自宅待機だったり、うちの息子のように、ひとりのこどもの家に集まって(家庭学習?)ということになったらしい。

ふむふむ、、、知ってはいたけれど、その共通テスト(STAR)とはそもそも何なの?どういうところに親達は抗議しているのだろう?自分も子を持つ親、当時者の一人ということはすっかり忘れて、完全に傍観者(それでいいのか?!いいのである ^_^)興味がむくむくとわいてきたので、ちょっと調べることにした。。。続く、、、、

2009年4月22日水曜日

テーブルマウンテンの春&野草達:Wildflowers in Table Mt. (Mon. 4/13/09)


チコから州のハイウエイ99号線を南下すること約30〜45分ほどで、オーロビル市の郊外、テーブルマウンテンという火山の溶岩が浸食されてできたという高台(台地)の自然保護区がある。チコ市は2月の初旬、アーモンドの木にサクラのような白い花が先始まる頃から、春の装いが始まるが、ここテーブルマウンテンは野草の宝庫で、3月の中旬〜後半がちょうど旬。4月の中旬はもう春の終わりに近い。それでも色とりどりの野草が風に揺られながら背一杯(そうそういう感じで)咲いていた。

花々は白や黄色が目立ち、少しブルー系やピンクも見られる。そういえば野草に赤があまりないなあとジョンにその理由を聞いてみると、花粉の媒体の中心である蜂はどうも赤色を認識できないらしい。野草にとって花粉を運んでくれるかどうかは命取り。この辺いったいは蜂が媒体の中心なので、彼らが認識できる色が残るということらしい。自然に神秘である。

もともとここらいったいは火山地帯だったということで、土地は痩せていて、樹木も大きな木は育っていないけれど、小川に沿って歩いていくと森林に行き当たる。痩せた広大な土地にはやはり放牧がされていて、もうーもうーだんが草をはもっている風景にも行き当たる。

4月中旬、乾燥した土地柄のカリフォルニアの太陽はすでにぎんぎんで正午を過ぎると風は涼やかなのに、太陽に日は射すように痛い。初夏の季節はもうそこまで来ているのだろう。

2009年4月16日木曜日

アマミーナポスター紹介(和太鼓倭&少女マンガバージョン2種類))



詳細はここをクリック!アマミーナサイトのWhat's New! (新情報)にリンクします。リンク先のポスターをクリックすると拡大ポスターが見れますよ。

アマミーナポスターができましたよ。イベントの和太鼓倭(やまと)を中心にしたものと特別少女マンガ展示会(三人展:岡野玲子&萩尾望都&美内すずえ)を中心にしたものの2種類。それぞれに日本語版と英語版も作りました。

ここでは「和太鼓倭アマミーナポスター(英語版)」と「特別少女マンガ展示会アマミーナポスター(日本語版)」の紹介です。

皆さんこの夏はぜひぜひ奄美大島にいらしてくださいね。

2009年4月10日金曜日

米国の習慣「Baby Shower!」(4/5/09):生まれ来る赤ちゃんへの女性だけのプレゼントパーティ



(*写真中央でプレゼントを開けているのが、今日のパーティの主役しげみさん、とその中央左の横向きの人が、パーティの主催者クリスティン。)

私もやってもらったことがあるのだけど、アメリカでは出産間近の女性を囲んで「Baby Shower!」という女性だけのパーティを開く習慣がある。といってもバチュラーパーティのようなものではなく、非常にPractical(実利的?)なもの。出産をひかえて、もうすぐ生まれてくる赤ちゃんのために必要そうなものを、母間近の女性の友人達が集まって、プレゼントするのである。

プレゼントが重なったり、必要でないもの(もしくは好みでないもの?)を贈られても困るので、必要なものをリストにしておいて、その中から金額にあわせて、好みで選んでプレゼントしたり、購入出来る場所も決めておいて、それらの店で、先に選んで登録されていた買い物リストを元に購入、プレゼントということもよくある。

今回の主役はチコに来て以来の友人木見(しげみ)さん。ご主人は私の大学の同僚でもある数学の教授で、ご本人はジャズのピアニストである。私の企画するプロジェクトやイベントにお手伝いに来てくれたり、イベントに花を添えるためにバンドで良く演奏してくれている。息子の海のピアノの先生も2年程お願いしていました。ということで、私にとってもうちの家族にとっても、大切な友人。

今回のベービーシャワーは、しげみさんのバンド仲間で本人はベースのプレイヤーという超かっこいいークリスティンが主催者。写真はパーティの最後のクライマックスで贈ったギフトをそれぞれ開封して皆に紹介する場面のひとつ。この前にクリスティンはいろんなゲームを用意していましたよ。2時間があっという間。しげみさんを中心に女友達が集まるので、もちろんお互い知らない人同士もいるんだけれど、こういったゲームで場を盛り上げるのは、さすがにクリスティンだと思いました。(ところで、彼女はまたすごーくおもしろい話しを一杯持っていて、存在そのものがアートな人。彼女についてはいつか機会がある時に、ブログで紹介したいと思っています。あっそうそう彼女はチコ市で大きな新聞「CN&R」の記者でもあって、私のイベントのことをよく紹介してくれる恩人でもありました。あっまた横道で長くなりそうなのでこの辺で、、、)

そうそうしげみさんの話しね。今回はプレゼントをリストの中から選ぼうかとも思ったのですが、うちで海が小さかった頃、頻繁に利用したアンブレラストローラ(折りたたみ用の簡易乳母車)のことがどうしても頭から離れずに、しげみさんにちょっと確認をして、それを贈ることに。うちの場合、よく車で出かけたので、取扱いの楽な簡易乳母車は普通の大きなものよろ重宝したもの。しげみさんの場合はどうかなあ〜。(でも出産間近のパンパンなおなかでいまだにギグでピアノ弾いてるくらいのアクティブな人だから、きっと大丈夫、と思う事にした。)

海と二人であちこちをまわってようやくお気に入りのデザイン(色はう〜んまあまあだけどね)のものを発見。ラッピングは私。海にペンギン親子の絵のカードを描いてもらって贈りました。(このギフトが必要なかった場合を考えてレシートを付けてプレゼント。必要なかった場合は、レシートを付けて返却するとお金がちゃんと返ってきます。アメリカでは良く見られます。合理的というべきかな。)

後からしげみさんからお礼のカードで使いまーすのお手紙をもらいました。気にいってもらったようで、よかったよかった。大変だけどおなかにいる時が楽なのよね。出て来たら、、、そりゃ毎日大変大変な生活が待っています。(もちろん後から考えるとそれもまた至福の時の思い出になりますが、、、^_^)

2009年4月6日月曜日

CSU-Chico 芸術学部ファンドライジング展示会:Best of Best in ”10-10-20”Show


先日芸術学部全体の学生を対象にしたファンドライジングのためのアートショーが開催された。タイトルは「10-10-20(テンテントゥウェンティー)」。

仕組みはこう。学部から、縦横それぞれ10”X10”(10インチ=約25センチ)そして厚さ1”(2.5センチ)のパネルを学生が一つ$3ドルで購入。それに自分のアートを作成しコンテストに参加。

集まった作品は写真のように、展示され、一般に公開となる。これらの作品はすべてファンドライジング(資金集め)の目的のための展示会なので、見学に来た人たちは、もちろん見学だけでなく、購入目当てで集まって来る。サイズだけが限定されているだけで、どのようなテーマで、そしてどのような材料を付加して作品を作っても可。というわけで絵画あり、彫刻、インステレーションありと、多種多様な作品が10”X10”というパネルの上に表現されていた。

これらの作品の中に、気にいったものを見つけた場合、早いものがちで、それぞれ$20ドルで購入するという仕組みである。またコンテストで優勝者には$200ドルの賞金が出るので、たかが学生の作品と侮るなかれ。とても優れた作品が多く集まっていた。これらの売り上げ費は芸術学部へのファンドライジング(資金)となるが、学生達にとっても展示会参加し展示してもらえるという名誉と、もしかして優勝ということになれば、$200ドルの賞金というわけで、皆にとってもハッピーは企画。(もちろん私もひとつ買いましたよ。これから毎年ひとつかふたつづつ集めていこうかと思っている。)

今回が初めての企画ということだが、とても好評だったので、毎年開催の展示会にするという話しが今持ち上がっている。ところで、この第一回の優勝者は数あるスタジオの学生を押さえて、なんと美術教育の学生、アリソンが優勝とかっさらいました。上記の写真がそれ。テーマは5つのアート「美術、音楽、演劇、ダンス、そしてライティング」を表現。まさに州のスタンダードの視覚的再現(^_6)。テーマよし、作品よしで、やったね。別にスタジオと競争しているわけではないけれど、通常美術教育の学生の実力はスタジオの学生より過小評価されがちなので、スタジオの学生をおさえての優勝はとてもうれしい(本音)。

2番目の写真は私の学生の一部(Art592: Cultural Diversity in Art Education *このクラスは美術教育専門の3コースの最内のひとつ。通常一番最後にとることになっている)。アリソンの優勝を知り、授業の中で皆でギャラリーを訪問した時のもの。左から唯一の男性学生のアレクシー(ふたりの女の子のお父さんでもある)、スーザン(彼女もお母さん)、レイチェル(なんと1歳半の男の子を含む三人のお母さん)、もう一人のレイチェル、今回の優勝者のアリソン、私、メイシー、マウリーン。

一番下は美術教育の同僚テレサもお祝いにかけつけてくれたところ。右から4番目で、アリソンと会話中。


2009年4月5日日曜日

春サッカーシーズンの終わりに (4/4/09):at the end of Spring season of Chico Youth Soccer


チコ市のユースサッカーについてはこのブログの2/25に紹介したが、その毎週土曜日のサッカーの試合もとうとう今週(4/4)で終わり。チコ市は本当に恵まれていて、広大な天然芝の運動パーク(なんとサッカーグランドが10個も入ります)。

実際にプレイするこどもたちはもちろんのこと、週末のひと時、サッカーグランドの回りに思い思いに簡易チェアーを広げ、真っ青な空、流れ行く雲を眺めながら、コーヒー片手の応援は気分爽快そのもの。親にとっても至福の時。2月初旬から毎週土曜日の午後は何はさておき、海のサッカーの応援にいそいそと出かけていたので、これから毎週土曜は何を楽しみにすごせばいいの?なんて思わず思ってしまうくらい、最終日の今日はちょっと寂しい気分。

そして、最終日はいつもの如く、ゲームの後、ピクニックパーティがグランドで開催されるのが恒例の行事。一家族(一選手)$10ドル(千円くらい)出し合って、ピザやケーキでのランチパーティ。これには各選手に渡されるちょっとしたトロフィーも含まれている。渡されるトロフィーにはそれぞれの名前がちゃんと刻まれていて、とてもよい記念。今年はトロフィーのボディにチームカラーの紫が入っていて、さすが今回はコーチが女性だけあって、ちょっとした心配りが憎いです。

春と秋学期それぞれ(日本の三学期と違い、ここは春の秋二学期制)、サッカーの他にバスケットとか野球とかのユーススポーツがあり、春はサッカーで秋学期は野球という風に、交互にスポーツを選んでいる子ども達も多い。海は秋学期にもまたサッカーを選ぶとのこと。1週間に一度の練習にすぐ試合というようなそれほどハードはクラブ活動ではないのだけれど(コーチも参加選手の親の中からボランティアで引き受けてくれます)、さすがに1年の時から続けているので、それなりに上達はしているよう。特に今学期はあっと驚くくらい成長した気がする。発達論ではないけれど、直線を描いてゆるやかに成長するのではなくて、あるとき突然次の段階のレベルの到達するのですね。今学期はそう思えるくらい上達したような気がします。(親馬鹿と言われればそれまでですが、、、^_^)もともと足は速かったのだけれど、身体が平均値より小さかったので、はでなポジションではプレーすることはほとんどなく、ディフェンスのポジションが多いのだけれど、今回はあちこちをやってました。サッカーをやり始めて5年、先週は初めて、ワンゲームで2得点。期待していなかっただけに、うれしいびっくり。もうこんなことはないだろうと(海君に失礼)皆で大喜び。ゴーリー(ゴールキーパー)も結構いけることを発見。来学期はどのポジションをやるのでしょう。

今回、海の参加したチームカラーは紫、チーム名は「シャーク(Shark)」でした。かっちょいい!5年生ともなるとプレイもそれなりに見応えがあります。6年生はもっとかな。今から楽しみ。サッカーの時期が終わると、この学期も後一月半程で、夏休みに入る。

2009年4月4日土曜日

2009年度チコ市サイエンスフェアー (4/2/09): Chico Science Fair 2009

チコ市で本年2009年度のサイエンスフェアーのセレモニーが4月2日(木)に展示会場で開催されました。今年は、個人、グループ作品全部で約500件のサイエンス作品参加があったようです。

(*写真にはそれぞれのサイエンスプロジェクトの内容をまとめたディスプレイ用のカーボードがテーブルの上に所狭しと並べられているのが見えます ^_^)

実際の参加者は31の小中高の学校から、約700人の参加だそう。聞いた話しによると、チコ市(10万の人口)は、かなり大きなサイエンスフェアらしい。

大学やそしていろんな地元企業のサポートの元、今年2009年で設立25周年を迎えたとのこと。司会(非営利団体サイエンスフェアープロジェクト代表)の説明によると、ノーベル賞受賞者(米国の?)の約50%の人々が子ども時代に米国各地で開催されるサイエンスフェアーに参加しているとのこと。本当かなあ?でも確かにこういったフェアはこどもたちのサイエンスに対する興味を持たせるとても良い企画だと思う。(日本では、アートや作文コンテストなど、人文関係のコンテストはよく聞くけれど、確かこういったサイエンスコンテスト的なものはあまりなかったような気がする。)

きっとチコのフェアーに参加する子どもたちも皆未来の夢見る科学者たち。参加は皆自由とのこと。ただほとんどの場合、まず学校でのフェアーに参加して、その中で選ばれたものがこの市のフェアーに出るとのこと(でももちろん本人の自由参加)。もちろんコンテストで賞が決まるのだけど、このフェアでとても感心したのは、参加者全員が何らかの賞を貰えるところ(1〜4位まで)。(でもたぶん私の想像だけど、1〜3位まで決めて、それに選ばれなかったこどもたちに皆4位というのをあげてるような、、、正直4位なんで中途半端だなあと思っていたら、参加作品皆に賞が与えられているところを見ると、そんな感じ。でもとても優しい良いアイディアだと感心しました。)

今回、海 (Theo)は、まず1等賞に選ばれました。そしてその中でも学年毎にベストの作品、ロゼッタ賞 (Rosette Award)というのを今回受賞。たくさんの良い作品の中で、選ばれたのはラッキーでしたね。海君。海の作品作りの様子は3月18日のブログでも書いたのだけれど、結構こどもも親も力(りき)がついつい入ってしまいます (^_^)

最後の写真は海とそのプロジェクト「Does Light Affect Plant Stomata? (光は植物の気孔機能に影響を与えるのか?)」のディスプレイボード。いっちょまえに、このボードには「Introduction(導入)」「Hypothesis( 仮説)」「Procedure(方法)」「 Graph(グラフ)」「 Materials(実験材料)」「Data(データー)」「 Results(結果)」「Conclusion(結論)」「Future Research(将来の研究)」「 Thanks to(感謝)」と10のプロセスが写真とともにまとめられています。こういう風にして、アメリカのこどもたちは、小さい時から物事を論理的に組み立てていく訓練を受けているのですね。こんなことをなんと小学校1年生からやってるんですよ。自分自身の子ども時代と比べて、ちょっとかなわないと思ってしまいました。正直本当に驚きです。