先日芸術学部全体の学生を対象にしたファンドライジングのためのアートショーが開催された。タイトルは「10-10-20(テンテントゥウェンティー)」。
仕組みはこう。学部から、縦横それぞれ10”X10”(10インチ=約25センチ)そして厚さ1”(2.5センチ)のパネルを学生が一つ$3ドルで購入。それに自分のアートを作成しコンテストに参加。
集まった作品は写真のように、展示され、一般に公開となる。これらの作品はすべてファンドライジング(資金集め)の目的のための展示会なので、見学に来た人たちは、もちろん見学だけでなく、購入目当てで集まって来る。サイズだけが限定されているだけで、どのようなテーマで、そしてどのような材料を付加して作品を作っても可。というわけで絵画あり、彫刻、インステレーションありと、多種多様な作品が10”X10”というパネルの上に表現されていた。
これらの作品の中に、気にいったものを見つけた場合、早いものがちで、それぞれ$20ドルで購入するという仕組みである。またコンテストで優勝者には$200ドルの賞金が出るので、たかが学生の作品と侮るなかれ。とても優れた作品が多く集まっていた。これらの売り上げ費は芸術学部へのファンドライジング(資金)となるが、学生達にとっても展示会参加し展示してもらえるという名誉と、もしかして優勝ということになれば、$200ドルの賞金というわけで、皆にとってもハッピーは企画。(もちろん私もひとつ買いましたよ。これから毎年ひとつかふたつづつ集めていこうかと思っている。)
今回が初めての企画ということだが、とても好評だったので、毎年開催の展示会にするという話しが今持ち上がっている。ところで、この第一回の優勝者は数あるスタジオの学生を押さえて、なんと美術教育の学生、アリソンが優勝とかっさらいました。上記の写真がそれ。テーマは5つのアート「美術、音楽、演劇、ダンス、そしてライティング」を表現。まさに州のスタンダードの視覚的再現(^_6)。テーマよし、作品よしで、やったね。別にスタジオと競争しているわけではないけれど、通常美術教育の学生の実力はスタジオの学生より過小評価されがちなので、スタジオの学生をおさえての優勝はとてもうれしい(本音)。
2番目の写真は私の学生の一部(Art592: Cultural Diversity in Art Education *このクラスは美術教育専門の3コースの最内のひとつ。通常一番最後にとることになっている)。アリソンの優勝を知り、授業の中で皆でギャラリーを訪問した時のもの。左から唯一の男性学生のアレクシー(ふたりの女の子のお父さんでもある)、スーザン(彼女もお母さん)、レイチェル(なんと1歳半の男の子を含む三人のお母さん)、もう一人のレイチェル、今回の優勝者のアリソン、私、メイシー、マウリーン。
一番下は美術教育の同僚テレサもお祝いにかけつけてくれたところ。右から4番目で、アリソンと会話中。
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