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2010年9月18日土曜日

2010-2011 Academic RTP Committee: 大学教員査定審査会

昨年度のファロー問題も一段落、元のスケジュールに戻っての新学期を迎えて早3週間。昨年度があまりに大変だったので、元にもどっただけなのに、感覚的にはずいぶん楽に感じる。不思議なもんだ。

いつものコースワーク(course work)、いつものルーチンワーク(routine teaching and researching work)、いつものコミッティワーク(committee work)、いつもの仕事の山山々と思いきや、今年はこのコミッティーワークに、いつも以上のプレッシャー。昨年同様引き続いて RTP (Retention, Tenure, and Promotion:更新、テニュア=終身雇用、昇進)査定委員会を、そして今年はその2年目ということで、その査定審査会のチェア(責任者)をつとめることになった。

日本と異なり(たぶん)、正社員ならぬ正規採用の大学教員(つまり助教授、準教授、& 教授)のみならず、レクチャラー(Lecturer)と呼ばれる、パートタイマー(臨時講師)、そしてTA (ティーエーと発音:Teaching Assistant)と呼ばれる、コースを担当する大学院学生の査定も、そう全員の査定である。これら3つのグループによって、査定方法も異なる。が、もちろん一般的に最初の正規採用である正規大学教員の査定が厳しく、その査定内容とその方法は公平を期するために、細かく決められている。(大学全体の査定基準書式と各学部毎に作成されたものの2週類があるのが常)

だいたい4つのカテゴリーで評価:1. Teaching (授業内容&指導方法の質), 2. Professional Development (= Research 研究), 3. Contribution to Community (地域への貢献度), and 4. Contribution to University (大学への貢献度)

うちの大学は「Teaching Institute」(大学院レベルを中心においた研究母体の大学ではなく、「学部教育」つまり4年生大学としての母体を基礎とする大学)なので、1の授業内容&指導方法の質(学生評価の比重がけっこう大きいので、英語が母国語でない外国人教員にはネックになりがち >_<,,,)と 2 の研究が同レベルの比重で評価される。これが研究母体の大学院大学となると、当然2の比重が高くなる。つまり一般的に昇進基準が厳しい!!!)

うちの場合(たぶん他大学も基本的には一緒だと思うが、、、)、査定(評価審査)は「Full Professor(教授ランク)」になるまで、毎年行われ、教授への最後のプロモーション(昇進)が決まったところで、その後5年ごとの査定となる。

等々、、、今年はその査定(評価)委員会の仕事で忙殺されることになりそう。涙。ちなみにこの査定委員会は教授レベルの教員しかメンバーになれないので(当然といえば当然でランクが下の下が上を評価はできない)、ちいさい学部だと教授レベルの教員の数が限られてくるので、いったん教授に昇進してしまうと(喜びもつかのも)結果的にこういったヘビーな役回りがけっこう頻繁に回ってくることになる。これまた涙。(これ以外にもいろいろあるのだこれがまた、、、)

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