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2013年1月27日日曜日

シドニーより愛を込めて其の4:Love from Sydney, Australia (Fri. 1/25)

さあて、実は今既にサンフランシスコ空港にてこのブログを書いている。ホテルのインターネットがとにかく遅〜くて、ブログにアクセスするのをギブアップ。ということで、いつものようにチコに着いてからだと、また数ヶ月後になる可能性ありなので、今この乗り換え時間を利用して、空港で更新。最近はどこの空港でもワイファイ(WiFi)がフリー(スポンサー提供だけど)なのがうれしい。

さあて続き続き。25日金曜は私のトークがあったのでした。先のシンポジウム会場シドニー大学ではなく、今回は「ニューサウスウエールズ州立美術館 (Art Gallrey of NSW) 」のシアタールーム。300席余の大きな会場。うっこんな場所とはつゆ知らず、軽く考えていた私。人は集まるのでしょうか?(の心配をよそに百人以上で一安心。)

前回のベトナムハノイ同様、私のトークは、他の皆さんとは異なり研究発表という形ではなく、少女マンガ巡回展示会にからめて、一般のみなさんを対象にした少女マンガの紹介そして展示会報告や今後の展望的なスピーチなので、精神的にはずっと楽。しかしである。毎回蓋をあけてみないとどういう人たちが聞きにくるのか予想がつかないので、とにかく研究者を対象にしたものでなく、一般の人たち(つまり興味はあるけど、マンガについては実はしろうと)にもわかりやすくというご要望に応えてのスピーチは結構まとめるは大変なのも事実。そんな中、最近のトークで必ず入れているのが、私がマンガを調査するにいたったいきさつ、つまりこどもの描画(を通してみる美意識)の発達比較を導入部分に、その特徴と少女マンガとの関連性につなげるという方法。

描画の発達論Children's Artistic and Aesthetic Development)」は美術教育や認知心理学を学ぶ人たちには必須の理論だけど、分野が違うと結構知らないもので、これをマンガ関連の研究者の方々にお話しすると結構興味を示してくださる(*その他 Aesthetic Developments including Toku's research )。その導入の後は、皆さんご存知のマンガの記号論(Semiotics)として、特に少女マンガに顕著に現れる「マンガの文法」を語り(もち夏目房之介氏からの受け売りね ^_6)、最後に巡回&講演先(北米南米各地)でのマンガの受容の現状について(でもだいたい時間がなくここは写真でさらっ〜と流すのが常)というのがお決まりのトークパターン。いつものように45分があっという間に過ぎ、今回もどうにかちゃんちゃんで閉めることができた、かな(?)。

午後からのマンガ家さんたちのシンポジウム(*ハノイにもいらしたシンガポールのFcさんやオーストラリアの作家さんお二人、そして日本からはご自身漫画家で京都精華大の研究生池田さんの計4人:もちこれが今日の目玉)。それまで約1時間のランチタイムを利用して、着物を着替えにホテルにバックすることに。長池かずみ先生がご一緒してくれて、その後ついついランチを一緒に(バターたっぷりのガーリックブレッド4-5個入り美味:$5AUドル。オイスター「牡蠣!」6個入り最高!:$12AUドル。サーモンのサラダ:?忘れた。そしてもちビアー。プファー美味!:$5AUドル)。結果いい気分になった二人は、午後の作家さん達のシンポジウムにちょっと(ではないかも)遅れたのでした。許して。

無事今日で全てが終了。美術館の前でパチリ。そしてお世話になった国際交流基金の事務所にご挨拶。ここでもまたパチリ。その後はみんなで夜のハーバーに行く事に。実はなんと明日はオーストラリアンディ(建国記念日みたいなもの?)。街中が浮き足だって、明日から3日間連休だそう。(*そういえば毎日テニスの「オーストラリアンオープン」でTVもその話題で一杯。かつてはテニス観戦好きの私も渡米してからこの10年程遠ざかっていましたが、今回久しぶりに夜はTV観戦の日々でもありました。それにしても女子のファイナル、大方の予想を裏切って中国人のユーが負けたのがくやちい、、、)。


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