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スピルバーグは男の子を(それもグループで)描くのが好きだ。そしてそこには必ず女の子が一人いる(ETは小さな妹だったけど、今回は同級生)。あっ自転車も忘れていけないアイテムね。たぶんそこに自分の子供時代を投影しているのだと思う。その頃のたわいもない馬鹿話や将来の甘酸っぱい夢なんかがうーんと詰まっていた頃のノスタルジーだ。
最後、主人公の男の子が、空に(宇宙船に)吸い寄せられて行く、亡くなった母親のペンダントを自分から手放すシーンは、たぶん父親にとってはたまらないシーンだと思う。母親の思い出との決別、そして父親との二人での生活への新たなる再出発への覚悟だモノ。
批評しているつもりが、私結構ほめてしまったかも。結局決してきらいではないのですね、こういう類いのシナリオが(焼き直しとわかっていてもです)。
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