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2011年7月4日月曜日

Florence and then finally to Rome (7/5&6): 旅の締めくくりはやっぱりローマ?

(7/8記載)ドイツのフランクフルトから始まった中欧の旅。いよいよ最後の地「永遠の都ローマ」へ。(20代後半に南欧を旅したことがある。もちローマにも行った。けど、観光ツアーだったし、美術史の知識は皆無だった私にはあまりその記憶はない。今回はその再発見の旅になるはっずう!)旅の最初の頃6月の初めは小雨まじりで肌寒い日も多かったのだけれど(ジョンにとっては最高!)、イタリアに入ってから特にこの最後の地ローマは夏真っ盛りの陽気。そうとても暑かった。

7/5(火)フィレンチェから高速列車で2時間弱の快適なファーストクラスの旅で南へローマへ。(ユーロパスで運賃は無料。ただしイタリアでは予約席料にプラス各10ユーロ=$15)セカンドとそれほど席の質は違わないと思ったけれど、ワンドリンクとスナックがサービスについた。ラッキー(なぜかこんなことだけでとてもうれしい)!お昼前にローマ中央駅に着。宿はまたまたジョンのおかげで駅から歩いて約15分のとこ。(ここでも2泊の予定が出発日の7/7(木)が早朝6時過ぎのフライト。相談の結果、数時間の睡眠のために一泊(110ユーロ=$180)するのは高すぎる!ということで、その日は空港で眠ることに決定!2泊目のホテル泊はキャンセルすることに。空港泊は始めての体験、さてさて、、、

初日はもち「バチカン(市国)」。ここも25年前にツアーで訪れている。その時観光バスを降りて、バチカン広場に立ち、ベルニーニの彫刻群を見あげた記憶はあるけれど、システィーナチャペル(礼拝堂)ミケランジェロの「最後の審判」や「アダム創造」は見た記憶が全くないのだ。今回はそのリベンジ(?)。市内バスの乗る事約20分。1時半頃バチカン着。うわっの人だかり。すごーい列である。どうもサンピエトロ大聖堂へ入るための列らしい(ここにはあの超有名作「ミケランジェロのピエタ」が確かあるはず)。ここはパスしてまずはシスティーナ礼拝堂へと向かう。礼拝堂へ向かって右側の方に別の列があるはずと聞きそこへ。うっここもまた長ーい列。でも思った程でなく約45分程で中へ。そう思ったのが大誤算。中に入ってからが大変。すぐにはチャペルには到達しなかった。人ごみと一緒にゆっくりと案内に従ってチェペルへの道を途中途中の各部屋でたくさんの作品群を見学(する余裕もなく)歩くことこれまた約1時間。

でも実はそこへの途中でこれまた超有名作品「ラファエロのSchool of Athens(アテナイの学堂)」に出会えた。二間続きのラファエロの部屋というところでである。思ったより小さな部屋で壁一杯にそれはかかっていた。(ご存知古代ギリシアの哲学者達を描いた物でその中にダヴィンチをプラトンとして描き、そしてミケランジェロと自分ラファエロも描いていることで有名。遠近法で描かれた傑作の一例として私の良く使わせてもらっている。)やっぱり月並みの表現だけど、感動した。「ようやく会えた」という感じかな。絵の右端に小さく遠慮がちにでもしっかりと描かれたラファエロの自画像(鑑賞する私達へ視線)と10分程見つめさせてもらった。

さて長ーい道のりの後辿り着いたシスティーナ礼拝堂。これまた身動きができないほどの人だかり。途中途中で警護の人たちの「シー(静かに)」という声が何度も聞こえる。そんな中天井へ頭を向け中央にあるはずの「アダム創造(あの神とアダムの指と指がくっつく奴ね)」を探し、そして壁一面のマニエルズム(後期ルネサンス)の傑作「最後の審判」を見上げる。暑さと人ごみにくらっとしながら見つめた作品にもちろん感動したけど、それ以上に正直やっぱりお疲れ。(長い道のりやっときたのだからという)貧乏根性でがんばって作品群を見つめ続けていたけれど、15分程で退散。次なる大聖堂へと向かう。

それにしても予想以上に驚いたのはバチカン美術館にあるあまりたぶん知られていないだろう近代作家のコレクション。信仰で集められたお金でたぶん買い集めた作品群。マチスの部屋を見たときには「ここはニューヨーク近代美術館か?」とつっこみを入れたくなるほど驚いた。ゴッホの「キリストの磔図」が楚々と壁にかかっているのにも驚いた。(キリスト教に関係するテーマの近代作品を集めているのかとも思ったけどそうでもないらしい。)システィーナ礼拝堂までへ続く小部屋にはこういった作家達の作品群が多く並べられているのはあまり知られていないと思う。宗教ってもうかるんだ。不謹慎とは思いつつ、そんなことを改めて思いながら礼拝堂までへの道を歩いていた私。

大聖堂へはお昼過ぎの長ーい列とはうってかわって、夕方6時過ぎには列はなくなってスムーズに入れた。お目当てはもちろんミケランジェロの4作品の内唯一完成した「ミケランジェロのピエタ」。7時には閉館になる大聖堂をさっと回った私は、ジョンと海より先に出て、表玄関に座り込み(回りも見ると私と同じ疲れ果てた人々がやっぱり座り込んでいた)そこからバチカン広場と広場の回廊柱の上に立っているベルニーニの彫刻群を眺めることにした。

翌日旅最後の日(7/6)は朝からコロッセオとその周辺古都を回った(これまた入場チケットをとるのに1時間ほどかかった長ーい列)。暑かった。ここで一日がほとんどつぶれた。そして夕方最後の訪問場所パンテオンへ。夕食の締めくくりは再びパスタ「ボンゴレ」を。その後スペイン広場(ワッ人が)とトレビの泉(ぎやっーどこからこんなに人が)を駆け足で巡って10時前にサブウェイへ。なんと夜の9時半に地下鉄が終了ということを(他の多くの観光客同様)知らなかった私達。というハプニングはありましたが、どうにかバスに乗っかりホテルにもどったのは10過ぎ。空港行きの最終列車は10時45分(一人15ユーロ)。ジョンがタクシー料金だと「40ユーロ+荷物料」という情報を発見。ホテルの管理人に確認。そこで「うちの娘が車で送れるかも、、、40ユーロでどう?」「オッケー」助かった。。。慌ただしくローマを後にした私達。

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