ユーロパスでの快適な約3時間の列車の旅でブタペストのメインステーションについたのは夕方7時頃。中心の駅とは思えないほどなんとなく古びた20世紀初頭ならさぞ立派だったろうと思えるような駅。インフォアメーションのおばさんがなぜかとても不親切。そう遠くないはずの宿までへのアクセスをさがしながら少しうろうろ。結局バス路線で街の中心地へ。そしてバス停で海と二人で荷物番をしながら近くにあるはずの宿を探しに出かけたジョンの帰りを待つ事に。「遅いね〜もし帰ってこなかったら米国大使館に電話だね〜」なんて冗談まじりにでもちょっと本気で心配すること約20分。(無事宿を見つけて帰ってきました。ほっ ^_^)
今回の旅行は宿は目的の観光スポットに近く足の便がよいところ(多少高くてもでもなるべく安くね)と探しましたが、今回は値段&ロケーション共に最高のところで目の前が石畳の歩行者天国の観光通り。歴史のある教会に隣接するどうも修道女院(女子学校)だったところとかで、トリプリにしてもやたら広くそして何もないお部屋。トリプル一泊37ユーロ(約$55ドル)の超安値。もちろんトイレとシャワー室共同。そして共同のダイニングキッチン付き。当然泊まっているのは学生のようは若い人たちやバックパッカーのような人々。学生にもどった寮生活みたい(と良い風にいっておこう)ここで6/25〜7/1までの6泊7日を過ごすことに。
さあて2週間あまりドイツ、チェコ、オーストリアと旅を堪能してきたけれど、ここハンガリーのブタペストではいくつか大切な仕事が待っている。一つはもちろんヨーロッパ家族旅行のきっかけであるブタペストでの第33回InSEA世界大会に参加するため。ともう一つはご縁がありJFブタペストで少女マンガ特別三人展示会(2009年に奄美で皆既日食イベントの一つとして開催したもの)を開催することである。ついでといってはなんだが、これまたご縁というか流れでその同展示会を、インシア側の責任者の一人(Co-chair)アンドレアのお誘いという形で、インシア会場でも展示することになった。
ブタペストに着いた翌日(6/26)はそのための打ち合わせと準備の日。1時にJF(国際交流基金ブタペスト:東ヨーロッパの中心事務所)で待ち合わせ。そこで所長の岩永さん(女性)そして通訳(日本語からハンガリー語)のアニタさんと会食しながら打ち合わせ。ジョンと海もおつきあい。岩永さんお勧めのボンゴレがおいしく、そしてデザートにと注文してくださったメロンと生ハムの生ハムが日本のお上品に切ったメロンの上に薄ーく一枚ずつ乗っているのと違って、どかーんと数枚ずつのっているのが印象に残った。もちろんおいしかった。
会食の後、岩永さんと私は皆と別れ、少女マンガ三人展の作品と4コマ展の展示設営準備のため、いよいよインシア会場のある名高いElTE大学へ5時前に着。学会会場では今回のインシア学会の責任者アンドレアが待っていてくれた。どうもいろいろあったらしく、連絡系統がうまくつながっていないのか、最終確認に少し手間取りましたが(ハンガリーではよくあることらしい)、学生達の手伝いで少女マンガの展示もそして岩永さんの個人的ヘルプもあり、私の方の4コマの方も7時過ぎに無事展示終了。後は明日6/27(月)スタートのメインコングレスを待つばかり。
方向音痴の私を心配して、岩永さんが一緒に電車のルートを確認しながら宿まで送ってくれました(それでも迷ったけど、、、笑)。ジョンと海も一緒にワインを一杯と称して、宿近くのドナウ沿いのレストランで夕食を。ハンガリー名物のスープ「グーナシュ」と白ワイン(一杯約$1。信じられないほど安くそしてデリーシャス!)がそして夜景もとてもおいしい(!)一日の締めくくりに。ここブタペストの街はドナウをはさんでブタ地区とペシュ地区に分かれていて、そのドナウ沿いに多くの歴史的建築物が立ち並び、個性的な橋たちで2つの地区は繋がっている。そしてまた市電がそのドナウ沿いに走るというとても粋な交通ルートで、ちんちん電車からもそしてドナウ沿いに立ち並びレストランのテーブルからも(そうそうドナウを走るクルーズからも)その美しい風景を堪能することができる。私達はブタペスト滞在中ほとんど毎日夕方ドナウ沿いで夕涼みに来ていました。(宿からも徒歩で5分足らず)。
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