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2011年6月30日木曜日

A last night in Budapest, Hungary (6/30/11): ブタペスト最後の夜

ブタペスト最後の一日はJFでの講演という仕事が待っている。
その前にブタペストでのハイライト「温泉」。そうなんとブタペストはヨーロッパの数ある歴史的大都市の中で唯一温泉施設が充実している街。いろいろ調べた結果(ジョンが)その中でもセーチェニー市民温泉が値段的にも設備的にもそして評価を調べた結果でもベストということで、早起きして行って来た。日本の温泉とはもち違い水着着用。ローマ時代の影響かオスマントルコ統治時代の影響が何れにしろハンガリア人はお風呂大好き。内風呂と外風呂(露天?)の2種類。外は巨大な温泉プールの様。ちゃんと熱め(38度&40度)もあり、日本人にはとてもうれしい。午前中一杯(9時〜昼)ゆっくりと身体を休めることが出来ました。その間温泉プール(?)の湯船の角に備え付けてあるチェス版の上でずっーとチェスをやっていた年配のグループも確かにいました。

温泉の帰り道電車を途中でおりて(実はJFのある駅と同じOctagon駅)、共産党統治時代の悲惨さを伝える「テラー博物館」 (House of Terror Museum)へ。チェコのプラハでも共産主義博物館を見学したが、そことはかなり異なる展示の仕方が目をひいた。まず入り口に犠牲者の写真で飾られた大きな四角の柱が拭く抜け3階まで貫いている。(写真は建物の外側に貼付けられている犠牲者の写真群)そしてその柱の前には大きなソビエト軍の戦車がガソリン(?)で覆われた台の上に展示されている。展示会場は当時を知る人たちの実体験のインタビューや戦争当時のフィルム、それと並行するようにソビエト軍関係の展示。コンテンポラリー作家の展示などなど趣向が凝らされていた。圧巻は地下にある実際の拷問道具や留置場後の展示(実際の歴史的場所の上に作られた博物館らしい)。ナチスの後に続けてソビエト軍共産主義統治の間イデオロギーの犠牲者となった人々の証言フィルムの生々しさ。特に乳飲み子や年端もいかない子供たちをそのまま残して強制収容された母親達の証言に思わず涙が流れた。

いつものことながら博物館で思ってた以上に時間をとってしまい、慌てて宿へもどることに。JFでの講演準備のため着物を着ねば(*海外での講演はできるだけ着物をそれも大島紬を着るようにしている^_^)。小雨が降る中、ジョンと海も一緒に再びJFへと講演予定より1時間早く5時に会場へ。すでに通訳のアニタさんは来ていました。少し打ち合わせをかねてざっとおさらいをして会場を待つ。今回のヨーロッパでのドイツ2カ所に続いて最後のブタペストでも雨に。私って雨女だったの?と思うくらい雨つづき。こんな雨の中、それも木曜日の週中日に来てくれる人はいるのでしょうか?という心配をよそに50席用意してあった席は満席。通訳のアニタさんとの息もぴったりあってスムーズ。講演中の皆さんの反応もとても良く約1時間半の講演があっと言う間に。この時の詳細は別のVisual pop-culture Blogサイトで改めてご紹介。

講演の後、JF所長の岩永さん副所長の田崎さん(ともに女性^_^)、そしてジョンと海を含めて5人で近くのハンガリアンレストランへ。あらためてハンガリーでのマンガ熱の高さとハンガリー気質(純でホスピタリティに富んでいる)、そして講演の話しで盛り上がったのでした。こうしてブタペストでの楽しかった6日間の滞在があっと言う間に終わり、最後の夜をとびっきり楽しくすごした。本当にブタペストはよかった〜。これもインシアのアンドレアそしてJFの皆様方のおかげです。感謝。

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