Masami Toku on Flickr

MasamiToku. Get yours at bighugelabs.com/flickr

2010年12月12日日曜日

ディズニーの本領発揮50周年記念作品「Tangled」の斜め読み考察: How to Read a Disney's 50th Anniversary Film of "Tangled"

12月に入り新作ムービーラッシュ。だいたい10月のハロウィー(10/31)を過ぎると、皆大きな新作がスタートするのを心待ちにするようになる。先週末のハリーポッターに続き、今週も行ってきましたよ。「クロニカルナーニア」の新作も今週出たのでどうしょうか迷ったけど、出たばかりは込むのでそれは来週にして、今週はいつものディズニー以上に本領発揮の50周年作品「Tangled」。オリジナルは有名なグリム童話の「ラプンツェル (Rapunzel)」。ロマンティックおとぎ話しの典型的作品「ボーイズミーツガール (Boys meet girls)」ならぬ「プリンセス ミーツ プリンス」、いやもとい「王子様によって救われるお姫様物語」。と思いきや(結局はそうなんだけどね)、びっくり母親と娘の葛藤作品になっていたのですね。ディズニーはさすがに世間では今何が話題(問題)になっているのかよくわかっている。これは思わぬ拾い物。もちろんディズニーですもの、ミュージカルあり、ロマンスあり、アドベンチャーありのエンターテイメント作品になっているので、それだけで楽しめる。だけど、今回は魔女と(彼女に)さらわれたプリンセス「ラプンツェル」の疑似親子関係が「母娘」の関係性として見れて、とても興味深かった。危険な外の世界から娘を守るべく、外は恐ろしいところと言い聞かせ塔に閉じ込めてしまう母の構造(実はラプンゼルが母と慕うのが魔女で、彼女のブロンドの髪に秘める命のパワーを得るため、魔女がラプンゼルをさらってきて、塔で育てているというシナリオ)。映画鑑賞後の私の最初の感想は「うちは息子でよかった。」もし私にも娘がいたらああいう風になってたかも。

それにしても、ハリーポッターよ。ファン対象にして作っているから、みんな見るよ、確かにね。ここまできたら最後まで。でもね、連続ものであっても、映画として、ひとつひとつ独立してストーリがわかるようにしなくてはいけない。本を読んでいるファンにしかわからないように作ってはいけない。批評が8(10が満点)というのは私は納得いかない。連続ものって、だいたい後になるにつれ、新鮮みもなくなるし、質的にも落ちてくるのが一般的だけど、「ハリーポッターお前もか」という驚きはいまさらないけど、それにしてもこの作品は今までの中でもちょっとひどいよね。私だけかな、こう思っているのは、、、、(ジョンもわかりづらいとは言っていたけど)

0 件のコメント: