Masami Toku on Flickr

MasamiToku. Get yours at bighugelabs.com/flickr

2010年4月29日木曜日

ちょっともの思い

今日海のクラスの親御さんに展示会のお誘いのメールを出した。学年末の美術教育の学生の展示会に併せて、こどもたちも参加してくれた「4コママンガアート展:Children's Views-What's Going on in Our World?」を開催するにあたってのご招待。

一人の親御さんから返事が来た。娘は今回出せなくで申し訳なかったとのこと、そして前回参加してとても楽しかったとのこと。返事を書こうとしてジョンに話しをしたら、「その子確か原因不明の病気でこの数ヶ月お休みしているはずだよ。」とのこと。胸が痛んだ。知らなかった。

その子は確か親子でオランウータンの保護を訴えていて、その子の前回の絵は森林伐採でオランウータンの森がなくなっていることを描いていた絵じゃなかったけ。図録を見てみたら、載っていた。優れた作品のひとつに選ばれていた絵だった。

そのあとすぐに返事を出した。今週末まで待てるので、もしよかったらそして娘さんが興味があったら、描いてみませんかと。今その返事を待っている。出してくれるとうれしいな。

2010年4月19日月曜日

How To Talk So Kids Will Listen & ...:子どもへの話し方そして聞き方

学会へ出かける準備の最中(さなか)、うちのだんな、ジョンから一冊の本を渡された。「How To Talk So Kids Will Listen & Listen So Kids Will Talk (by Adele Faber and Elaine Mazlish)」飛行機の中でもちょっと読んでみたらという。

こどもとの会話の仕方&聞き方の勧め(子どもが耳を傾けるようにするにはどのように話すべきか、そしてこどもが心を開いて話すようにしむけるにはどのように聞いてあげるべきか、、、等々)、俗にいう「How Toもの」の本らしい。だんだん扱いが難しくなってきているティーンエイジ前の息子(12歳)への攻略本というところ?

「全部読まなくてもよいから。マンガも入ってわかりやすくなっているから、時間つぶしにその部分だけでも読んだら。」というわけで、一冊スーツケースに入れることにした。

結局、行きの飛行機では、学会発表の準備の原稿に追われて、精神的余裕はなかったので、本を開く機会はなかったのだけれど、学会も終わりほっとしたところで、帰りの飛行機の中で目を通すことができた。東海岸のバルチモアからシカゴへ、そしてサンフランシスコ、最後にチコへと、全部で約7時間の飛行時間。中に挟まれたマンガ(コミック)でのケース紹介。これらを拾い読みしながら、結構おもしろく読めた。こどもとの会話に手こずっている親御さんにはお勧めの本かも。私は?もちろん読んでいく内に反省することしかり。これはしてはいけない、ということを多くしているのがわかりました。特にいけないことの一つに、学校から帰ってくるこどもに「今日はどうだった?誰と話した?何があった?」などと、多くをあれこれと聞いてはいけないらしい。う〜ん。この他よかれと思いしていることの多くが、どうもいけないことを一杯しているらしいことに気づかされました。それと、どうも何かが違うなと思いながらわからなかったことが、目から鱗がぽろりんこというのもありました。自分が子どもだった頃、嫌だったことを、大人になるとすっかり忘れて結構してしまうものなのですね。(簡単な英語なので、わりと楽に読めます。)

2010年4月17日土曜日

2010 米国美術教育学会に参加して(4/14-18):2010 NAEA at Baltimore, ML (4/13-4.18)

例年のようにNAEA (National Art Education Association)の学会へ今年は東海岸のボルチモアへ行ってきました。今回は4つの発表もあり、準備で四苦八苦といいたいところだけれど、実はシーフード、特にカニ、それもソフトシェルクラブ(脱皮したばかりのカニ!)を食することを楽しみに出かけてきました。同僚のテリサと一緒に毎晩、おいしいシーフードを探し求めて闊歩致しました。今回の学会の感想は、とにかく「おいしかった」の一言。満足の旅。学会参加の名目ながら日々の喧噪から少し離れて、骨休めの旅となりました。よかったよ。



2010年4月11日日曜日

第二回日本文化紹介イベント:2nd Annual "Far East Fusion" Part 1 & 2 (4/9 & 10)


2008年秋に第一回「The Way of Asia」として、日本文化とアメリカ文化の融合(フュージョン)として3つのイベント(お茶会、お寿司コンテスト、着物オークション)を開催したのに続き、第二回開催として名称を少し変更「Far East Fusion」として、今回はは2010年度春学期に開催することになりました。今年も慶子さん、恵子さん、淳代さんにメインにお手伝い願いました。今年は特に学生グループ J-fusionの皆さんにもお手伝いというより、主力でがんばってもらいました。写真はすべて終了してほっとしたところをパチリ。この時気力は既になく来年のことを考えられる状況ではありませんでしたが、もち来年も続けて計画しています。もう少し楽に、そして利益があがるようにやらねばと徳の独り言的反省です。

Far East Fusion Part I (Fri., 4/9): お茶会&着物オークション
Far East Fusion Part 2 (Sat., 4/10): 寿司ランチョン&寿司コンテスト

2010年4月6日火曜日

突然のさようなら:佐藤史生さんへ

今日ヤマダさんから久しぶりにメールが届いた。突然の訃報。佐藤史生さんがお亡くなりになった。乳がんでこの数年闘病生活をおくられていたとのこと。知らなかった、、、

米国巡回少女マンガ展示会に参加していただいた23人の中のお一人。他の先生方と比べて、寡作なせいもあり、戦後を代表する少女マンガ家の一人として選ぶには、、、と疑問をていする少女マンガファンも中にはいたけれど、私個人として佐藤さんを外すことはできなかった。

この巡回展示会はファンの一人としてのスタンスで、私個人の読んだそして好きな少女マンガ家23人を選ばせていただいた。そして自信を持って佐藤さんを私のベスト23の一人として展示させていただいた。30の年に渡米したわけだが、渡米してはじめて読んだマンガがこの佐藤さんの「ワンゼロ」だった。今でも私が一番影響を受けたマンガとして、ベスト3に入っている。作中の佐藤さんの言葉が私を思考の海に放り投げることがしばしばあった。その答えの出ない哲学の時間が今は懐かしい。

佐藤さん、、、展示会用にお借りしたままの単行本「鬼追うもの」はまだ私の手元に残っています。この夏お返しにあがる予定でしたのに、そして世界巡回のプランをお話しする予定でしたのに、私はどうしたらよいのでしょう。ご冥福をお祈りします。

北米巡回用に作ったパネル3枚の内の2枚。作品はすべて佐藤さんご自身が作ったダッシュ原画作品。佐藤さんの自宅におしかけて、日本を離れる日も押し迫った日、夜二人で必死で作品を作ったあの日を思い出す。いつでもまたお会い出来ると信じていたのに、、、もっと早くご連絡をしておけばよかった、、、、

2010年4月5日月曜日

最後の登校の朝に(平成22年3月23日)

母が矢之脇の家を離れて2ヶ月。主の居ない家でもちゃんと五月の花が咲いていた。「、、、主なしとて春な忘れそ」

海は名小の制服を着て、最後の登校日。
長かった6年間の体験学習の夏。でもあっという間だったような気がする。よくがんばったとほめてあげよう。(母)