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2012年2月25日土曜日

JINを見て思う事:Thinking from a TV drama, "JIN"

この数週間土曜日のTVが楽しみ。今民放(この表現古いかも ^_^) TBS開局60周年記念作品「JIN-仁-」を見ている。去年不評だったNHKの大河「江(ごう)」より、よっぽど大河らしいと評判の作品だったらしい。とにかく遅ればせながらこれがおもしろい。

今見ているのは「完結編」とかで二シーズン目全11作品。命題は「ライムスリップして過去に関与してしまった場合、史実を変えてしまうかどうか?」というやつ。通常なら答えは「そうだ。だから関与してはいけない。」となるんだろうけど、、、このドラマ(漫画が原作)はもう一歩踏み込んでいて、タイプスリップするということ自体が「過去に関与しその過去を変える使命を与えられているのではないか。」というもの。そして「もしその行為が過去において一時的に変化を与えることになるとしても、最終結果的には未来において史実を変える事にはならない(つまり変わらない?)」ということを示唆している。こう文章にしてみるふーんてくらいだけど、これが噂通り本当におもしろい。毎回毎回いろいろ考えさせられる。

今日はその中の6作品め。今日見ていて思ったのは、人間も含めて生物の生存目的が(DNA)を残すためというのは常識になっているけど、実際は「種」のためというよりもっと利己的で「自分自身だけのDNA=血」をつなげることのみが目的なんだなあと再認識した事。頭では理解しているつもりだったけど、感覚的にちゃんとわかっていなかったことが逆にわかった。それを改めて実感。15年くらい前に日本語訳でもヒットしたリチャードドーキンスの本「利己的な遺伝子」をこのTVドラマで、やっと感覚的に同感。TVドラマをみながら「そうなんだよ。やっぱり人間としての種を残したいというような高尚なものでなくて、自分だけの血を永遠につなげたいということなんだ。結局のところ、、、」ちょっと感激した。

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