最終審査の連絡をもらい、その後私が1年間留守にする間の費用の金額を含めて、その場合の許可願いの手紙がうちのキャンパス(チコ校)のProvostにもいっていた(*学長のしたに責任部門ごとに5人くらい副学長Vice Prisidentがいるがそれを束ねるつまり副学長のトップ)。その時点ですでに私は選ばれていて、今回の面接はそのご挨拶のようのものだとすっかり思い込んでいた。
それがである。最初はよかった。面接は二種類にわかれていて、最初は日本語レベルチェックの確認で、日本語の先生との会話が20分程。もちろんネイティブの私にはなんの問題もなく、楽しく話せた。その後がよくなかった。次に通された面接室には、円卓テーブルを囲んで7人のコミッティーメンバーが私を待ち構えていた。もちろん満面の笑顔でフレンドリー。面接の質問は大きくわけて二通り。最初の質問は「ディレクターに申請した理由をまず3つあげよ。」から始まるこの仕事に対するモチベーションに関する質問を7人それぞれが1〜2の質問を。これらはまあまあ。
最初の大きなテーマ質問が1巡したあと、次の大きな質問群は、実際に何か問題が起こった場合の対処方法や日本の大学(留学先である早稲田)のアカデミック環境についてのけっこう具体的な質問をそれぞれがしてきた。これにはちょっとお手上げ。正直この仕事のスタートが来年度2013年度9月からなので、あと1年半もある。最終連絡が来てからゆっくりと勉強すればよいと思っていた私は、ディレクターシップの書類(200頁近い)にもざっと目を通しただけで、ちゃんと読んでいなかった。あ〜あ反省することしきり。
まず日本のエスニックやアカデミック環境についての質問「What about the issues of disability and sexual oriantation in Japan?(ハンデキャップやゲイやレスビアンに対して日本社会は、、、?」。そして「早稲田大学の留学プログラムのコース内容についてどう思うか?」なんて知らなかった(こんな具体的なことは書類も書かれてなかったよ〜)。それに問題対処に関する質問「What do you addoress if one of our students ....?」から始まる「もしうちの学生が飲酒で誰かを傷つけ留置所に入れたら?」とか「もし不慮の事故でけがをして急遽アメリカに帰国する必要が出た場合の対処方法は?」なんて、これは正直お手上げで、、、常識的はことを言うのみで、具体的な対処方法については、全く答えられなかった。どうにかうまく答えられたと思ったのはひとつのみ「この経験を踏まえて、将来どのように生かしたいか?」というものくらい。
最後に私に何か聞きたいことは?という問いかけに私自身も二つほど質問をした。一つは「日本在住のディレクターはひとつコースを教えることになっているが、そのコースは自分で選べる/作れるのか?それとも早稲田大学の方から指定されるのかどうか?」というもの。これは妥当な質問だったらしく、この後のCSU全体のインターナショナルプログラムのディレクターと会うことになっているので、それを直接聞いてみるのがよいと思うと回答された。でも次の質問がよくなかったかも。実際の給料の他にaccomodatioan(住居費)は支給されるのでしょうか?というもの。回答は赴任地や赴任大学によっても異なるだろうが、この仕事は大学教員の通常の仕事契約期間の10ヶ月(夏休みの二ヶ月が含まれない)から12ヶ月契約(夏休みの二ヶ月も仕事期間として追加)に変わるので、その分の二ヶ月分の給料アップと赴任手当がさらに10%加算されるので、全体で25%アップ。そこから対処すると考えていた方がよいとの回答に、おもわず「現在の円高と東京に住むというのは想像以上に高額になるので、それを考慮していただけるとありがたい。」と続けて質問してしまった。これがよくなかったかも。これはコミッティメンバーにする質問ではなかった。後悔先にたたず(彼ら自身も大学教員であり元各国のディレクター経験者というだけで、それぞれの国事情については知らないはず)。
45分ほどのこの面接が終了した時にはぐったりそして沈没気分。その後総合ディレクターとの最終の面接。これは本当にご挨拶程度で5分もなかったと思う。私に対して何か質問は?と微笑んできたディレクターに先の面接での二つの質問に加えて、もしディレクターに選ばれたら息子も数ヶ月日本につれていきたいと思っているので、その際の留学先の可能性について質問をした。
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