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2009年8月25日火曜日

偶然ばったり宮崎さん(8/18/08)その一

ところでところでこーんなこともあるんだというお話しを今日はひとつ。

なんとなんと、夏の長期日本滞在を終え、アメリカに飛び立つその日、8/18(火)のお昼、素敵な人に偶然会いました。誰だと思いますか?なんと宮崎駿さん。そうあの宮崎さんなのだよ。

ジブリスタジオは東京の東小金井(中央線)にあるのは周知の事実。実は私の高校時代のバスケの友人友(とも)の家がその近くにあり、奄美から東京へ移動し、日本を離れるまでの約2週間、そこに今回はいそうろうをさせてもらっていました。(というよりほとんど国内をあっちゃこっちゃ移動していて荷物を置かせてもらっていたという方が正しいかも。)

とにかくその日、ドアを開けてスーツケースを出そうとしていたら、手伝ってくれていた友人の娘の渚(なぎさ)ちゃんが「徳さん見てー!」と指差す方向に目を向けて見ると、白い帽子を被った男の人がてくてくと歩いているではないですか。後ろ姿をぼっーと見ながら「だーれ?知っている人?」と聞いてみると、「宮崎さ〜ん!」と一言。(後から聞いた話しなんだけど、なんと彼女の家の前を宮崎さんがよく通るのだそう。でもここんとか半年くらいご無沙汰だったとか。)

その時は「そうか宮崎さんか。いやー近いのは知っていたけれど、お見かけするとはなんと幸運な、、、」くらいに考えて、さすがにアポなしのプライベートの時間を邪魔ちゃ悪いと思い、そのままゆっくりと後ろ姿を拝見しながら、駅に向かって歩いていたのですね。

そこで歩きながらの渚ちゃんの一言。「すご〜い偶然!もし少しでもドアを開けるのが早かったり、遅かったりしたら気付かなかったよね〜。」という言葉に、そうだこれは天の啓示に違いない、ここでご挨拶しなくちゃ、一生後悔するわいと思い直し、渚ちゃんに「やっぱり私ちょっとご挨拶してくるね。」と重いスーツケースをごろごろとすごーい騒音をたてながら、宮崎さんを追いかけたのでした。(横を見ると、しっかり渚ちゃんもついてきておりましたね ^_^。) 途中でそのあまりの音の五月蝿さに宮崎さんが振り向き、私たちのかっこを見て、音の原因を確認してほっとされたのか、また前を向き直して歩いておられました。すみません。うるさくてびっくりされたことでしょう。

追いついた宮崎さんの横に並びながら歩き、息をきらせながら、突然呼び立てたことのお詫びをまず言い、10年ほど前に取材をしたことがあること、そのお礼を一言いいたかったこと、アメリカで宮崎さんの作品をこれからも楽しみにしています、と慌ただしくご挨拶をしたら、声をかけた瞬間は何事かと言わんばかりの驚きの顔をしていた宮崎さんが、にこっと例の笑顔で一言「お忙しそうですね。がんばってください。」と言ってくれました。(渚ちゃんが後で、宮崎さんてあんな風に優しく笑うんですね、とも言ってくれたので、笑顔で対応してくれたのは確かよ〜。とよいふうに勝手に解釈しています。)

本当になんという偶然。こういうこともあるんですねというお話しでした。

実はこれには続きがあって、チコに帰ってきて友達 (ジャズピアニストのしげみさん)にご挨拶の電話を入れたら、「雅美さ〜ん、今週末ポニョを見に行くんだけど、行きます?」というお誘い。ということで、今日ポニョを見てきました。ディズニーの配給という肝いりで、吹き替えも豪華だったけど、吹き替えのポニョの歌が少しラップになっていたのは、やはりアメリカだからでしょうか。(それはそれでおもしろかったけど、やはり日本語版をみてみたいです。)Rotten Tomatoesの批評も90%と高かったですね。でもきっと賛否の意見は二つにわかれると思う。批評文も多少なりともポジティブな意見が90%という意味で、「千と、、、」の時とはこのポジティブ感が違うというのは正直あります。ちなみにこれを最後と決めていたらしい宮崎さん、実は日本での興行売り上げが「ハウスの動く城」に届かなかったことを知り、次回を考えているそうです。しばらくはまだ宮崎さんの作品を見れそうです(^_^)。

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