昨日22日は空路で萩尾望都さん、岡野玲子さん&手塚真さんご夫婦。船では和太鼓倭のメンバーとその家族、そしてマンガ部会の方々が奄美を離れた。今日23日の夜は、土佐琵琶の黒田月水さん、そしてサプライズゲストの夢枕獏さんが島を離れていってしまった。船でのさよならは、より切ない気持ちになるのはなぜだろう。
それでは贈る言葉ならぬ唄を一つ。島を離れる皆さんへ、島唄「いきゅんなかな」を築地俊造さんの唄で贈りまーす。「いきゅんなかな〜わきゃくうとう忘りてぃいきゅんなかな〜(行ってしまうのですか。私の愛しい人よ。私のことを忘れてあなたはいってしまうのですか〜)」と切なく唄います。築地さんの美しい高温がまたたまらなく切ないです。ちなみに築地さんはちょうど30年前1979年の日本民謡大会の優勝者。この方の哀調を帯びた高温の声に惚れ込んでいる人が多いそう。こんな別れの島唄を築地さんの声で聞くとそれがとてもよーくわかります。(これまた余談ですが、間の手を入れる息子さんの声がまた素晴らしい。築地さんご自身でもいっておられましたが、島唄の後継者が良く育っているとのこと。奄美の島唄の未来はどうやら明るいようです。よかったよかった。)
どうか島のことを忘れずに、また帰って来てくださいな。「面影立つ時、また帰って来てください。」と「いきゅんなかな」の中でも唄っているように。
もちろん帰る人もいれば、来る人も。今日はアマミーナプロジェクト最後のゲスト、美内すずえさんが来島。25日に島んちゅとの対談という形で素晴らしいトークが予定されています。最後のチャンスです。皆さん来てね。
(おまけ)バクさーん!最後に波の上丸上から糸を垂れ、9匹の奄美魚(一匹の東京魚含?)の大漁。「とうとうつれましたね」の大合唱にバクさんの声が聞こえてきそう。「もちろん一匹残らず海に離して帰りますよ。」と(笑)四国でも釣れますように。奄美より。
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