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2009年6月30日火曜日

一枚の手紙:奄美大島の中学生が、各種部活動の県大会出場のために 奄美大島で皆既日食を観測できないことについて

アマミーナの実行委員会のメンバーである一人、上堀内さんから一通の文書が昨日メールに届いた。「あーあもっと早く動いていればよかった。」というメモ書きも一緒に。

現在皆既日食や観光でもてはやされているとはいえ、奄美の位置が今も昔とそうかわらず、無意識の差別の中にいるということを示してくれる情報である。そのままここに掲載。もちろん私は彼女の意見に賛同する一人。もう自体を変えるには遅すぎるかもしれないけれど、声をあげたからといって、変わる可能性は低いけれど、それでも声をあげ、皆に呼びかけるとことそのものに遅すぎるということなないと私は思います。何も変わらないからといってあきらめるのではなく、声をあげるそのこと自体に価値があるのだから。それにしても私ももっとこのことを早く知っていれば、お母さん同士で声を上げられたのに、ちょっと残念(>_<,,,)

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奄美大島の中学生が、各種部活動の県大会出場のために 奄美大島で皆既日食を観測できないことについて

日本で47年振りに見られる今世紀最大のそれも奄美大島で見られる皆既日食が、その奄美大島に住んでいながら見られない子ども達が大勢いるという事実。それも次に奄美大島で見られるのは300年後とも言われるというのにである。この不条理を一体誰に申し立てればよいのか。中学校の先生に尋ねれば、年度初めに県にお願いしたが、全国大会との日程調整ができず、変更できなかったとのこと。「しょうがない」…

すぐに諦めたのか。どのような機関に訴え、どのように説得したのか?

数百年に一度の世紀のイベント、などと広報しながら、スポーツの県大会のために数百名の奄美の中学生が、この皆既日食を体験できないことを平気で放っておくこの島、この県の行政機関。
新聞によると大会開場で日食の映像を流すという。
映像で体験できるなら、なぜ、世界中から、数万の人が、数十万のお金をかけて奄美や甑島にはるばる来るのか?

ハードよりもソフト重視などと公約では言いながら、貴重な島の子どもたちの頭脳と感性を育てる、お金では買えないこの世紀の瞬間を、軽視しているとしか思えない、この島の教育行政です。
島尾敏雄や泉芳朗が今生きていたら、必ずもっと働きかけただろうと思います。記念館を作るより、この精神を受け継ぐべきなのに。

チャーター船を出して、県大会を奄美ですることも可能だったのでは?
そうすれば、鹿児島の多くの子どもたちも観測できたのです。未来を担う子どもたちに、多くの感動と、宇宙への好奇心を育てたことでしょう。
東国原知事(宮崎県)や石原都知事なら、離島でも県大会・都大会を開催したのでは?

今更日程や、会場は変えられないかもしれません。
しかし、このことに奄美の政治家がどれだけ動いてくれたのか、今後の選挙の参考にしたいものです。

もう22日しかない。
しかし「私なら、あと1日でも行動するよ」と、6月下旬に奄美に来島された、岩﨑透ブラジル東山農場社長(三菱財閥5代目当主)に言われました。

「10億円かけて堆肥の貯蔵庫を作るお金があれば、チャーター船くらい準備できたでしょう」
「動かないあなたたち母親が悪い」「誰が聞いてもこの話は変でしょう」「子どもたちに対して恥ずかしくないですか」…と。

この署名は、岩﨑透氏を通して、県知事や総理大臣に届く予定です。上記の意見に賛同される方は下記にご署名をお願いします。他にご意見もどうぞお書き添え下さい。


                  奄美市の5名の子の母47歳 上堀内 ちあき

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