1969年ジョンウェイン主演「勇気ある追跡」の邦訳でも知られるオリジナルタイトル「True Grit」のリメイク版。ジョンウェインはこの映画で念願のアカデミー賞をとったらしい。今回はジェフブリッジ主演。ちょうどコンピューターゲームのようなフラッシー(光でちかちかする)な最新映画「Tron」に主演のジェフブリッジを見たばかりだったので、あまりの違いにちょっとびっくり。この映画の感想はさておき、今日(12/23木)見に来ている観客がいつもの感じとかなり違うので、そっちの方に正直驚いた。皆年齢が高かった。高いというよりお年寄りと言った方が正しいかも。あとで著名なジョンウェイン主演西部劇映画のリメイク版と知って納得(それも父親を殺された14才の少女と、その仇討ちに雇われた初老片目の賞金稼ぎ?と思わんばかりの飲んだくれのUSマーシャル、ルースターと一緒の追跡劇とくれば舞台装置はばっちりね)。皆ノスタルジックな気持ちで見に来たのだろうと思う。週半ばのそれも一番早い11:45AMの放映というのに、観客席はうまっていた。最近ではあまり作られなくなった西部劇だけど、ある程度の年齢以上の人たちにとって、西部劇はアメリカの開拓時代の象徴。やはり潜在的に人気は高いのですね。(写真は左が1969年版。右が 2010年度版のポスター)
ストーリーはだいたいわかったけど、悲しいかな。映画中で語られるジョークの英語がよくわからなくて、皆が笑うところで笑えなかったの。20年もアメリカに住んでいてこの程度。笑いは文化を共有した結果の産物ということで、仕方がないといえば仕方がないのだけで、映画の後で12才の息子に教えてもらって、納得したところがちょっと情けなかった。私もまだまだですね。
(ところで、これは日本では受けないだろうな。アカデミーをとったらもしかして放映されるかも、でもね〜これはアメリカのアメリカたるゆえんの映画だから、少なくとも興行的には成功しないな日本では。もちいつもの個人的感想ですが、、、あっそれと主人公のマティー、強ーい、たくましい!14才とは思えない。うちのジョンはひいていましたが、あれくらい強いとみていて気持ちいい。彼女の精神の強さこそ西部開拓の象徴なのかも。最後数十年後、マティが荒野を歩いて去って行くシーン。彼女の去って行く後ろ姿、黒衣片腕の後ろ姿を真後ろ中央から延々と追っていて、荒野のブラウンととけ込み、それはそれは美しかった。枯れた色調に押さえた映像は感激ものです。)
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