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2009年7月25日土曜日

美内さんとシモベ達(アマミーナ少女マンガ部会)


終わった〜。アマミーナプロジェクト最後のイベント、クロージングトークとも言える美内すずえさんのトーク「美内すずえ&島んちゅ」と題してが、今日奄美文化センターで開催(1−2時)。昨日一日奄美のユタ神様が降りてくる湯湾岳(宇検村側から)そして瀬戸内町加計呂麻(カケロマ)島を巡り、母の実家のある芝で一泊。早朝市内に帰ってくるという強行軍。それでも前から行きたいとおっしゃっていたカケロマをさっとでも回れてよかった。カケロマは神高い島でもある。

何はともあれ、トークも盛況の内に終わり、もちろん少女マンガ部会で美内さん歓迎の宴を「ほこらしゃ」にて開催。この写真はその最後に皆でぱちりの場面。美内さんを囲んでメンバーの幸せそうな顔、顔、顔。(プロジェクト報告は Visualpopculture Blog 内の項目「アマミーナ」でしますね。このブログTokuToku Journeyではその裏のお話し ^_^)

明日の朝早く、美内さんを空港までお送りし、展示会の撤収作業に入る。奄美でのイベント、アマミーナプロジェクトはこれでオシマイ。(とはいうものの、私は東京国際交流基金東京本部ギャラリーにて再び「4コママンガ展示会」を立ち上げる作業が待っている >_<,,, 私の夏はまだ終わらない。)


2009年7月23日木曜日

いきゅんなかな:奄美より旅立つ人へ贈る言葉:

皆既日食も無事(?)終了。アマミーナプロジェクトも19日の日を過ぎたところで峠を越え、残すところあと三日。お出でいただいたゲストも一人また一人と離島されていく。

昨日22日は空路で萩尾望都さん、岡野玲子さん&手塚真さんご夫婦。船では和太鼓倭のメンバーとその家族、そしてマンガ部会の方々が奄美を離れた。今日23日の夜は、土佐琵琶の黒田月水さん、そしてサプライズゲストの夢枕獏さんが島を離れていってしまった。船でのさよならは、より切ない気持ちになるのはなぜだろう。

それでは贈る言葉ならぬ唄を一つ。島を離れる皆さんへ、島唄「いきゅんなかな」を築地俊造さんの唄で贈りまーす。「いきゅんなかな〜わきゃくうとう忘りてぃいきゅんなかな〜(行ってしまうのですか。私の愛しい人よ。私のことを忘れてあなたはいってしまうのですか〜)」と切なく唄います。築地さんの美しい高温がまたたまらなく切ないです。ちなみに築地さんはちょうど30年前1979年の日本民謡大会の優勝者。この方の哀調を帯びた高温の声に惚れ込んでいる人が多いそう。こんな別れの島唄を築地さんの声で聞くとそれがとてもよーくわかります。(これまた余談ですが、間の手を入れる息子さんの声がまた素晴らしい。築地さんご自身でもいっておられましたが、島唄の後継者が良く育っているとのこと。奄美の島唄の未来はどうやら明るいようです。よかったよかった。)

どうか島のことを忘れずに、また帰って来てくださいな。「面影立つ時、また帰って来てください。」と「いきゅんなかな」の中でも唄っているように。



もちろん帰る人もいれば、来る人も。今日はアマミーナプロジェクト最後のゲスト、美内すずえさんが来島。25日に島んちゅとの対談という形で素晴らしいトークが予定されています。最後のチャンスです。皆さん来てね。

(おまけ)バクさーん!最後に波の上丸上から糸を垂れ、9匹の奄美魚(一匹の東京魚含?)の大漁。「とうとうつれましたね」の大合唱にバクさんの声が聞こえてきそう。「もちろん一匹残らず海に離して帰りますよ。」と(笑)四国でも釣れますように。奄美より。

2009年7月22日水曜日

2009年7月22日奄美にて皆既日食雲厚し



雷ごろごろの音が遠くから聞こえる。今夜から雨になるのだろう。と、書いている矢先から大きな雷鳴とともにざっーという音が聞こえて来た。

今日7月22日は本当にドラスティックな一日。日本で46年振りに見られるという皆既日食が、なんと奄美大島、奄美市(旧名瀬市)以北を含むエリアで観測されることになっていたはず。梅雨明け後の奄美は、ここんとこずっーとお天気続きで、今日くっきりと黒い太陽とダイヤモンドリングが見られることを疑う人は誰もいなかったのに、この肝心要の日に、まさかまさか薄い雲が奄美の空全体を覆うようになるなんて、、、

この皆既日食(7/22)をアマミーナのプロジェクト(7/12~7/26/09)の一つとして、和太鼓倭(やまと)の演奏で盛り上げながら地域の人たちと見るというのが今日の目玉。

そういえば今日あの霊感あらたかな岡野玲子さん(マンガ「陰陽師」の作者)が鶏飯(けいはん)を食べながら言っていました。「太鼓はもともと雲を呼び、雨を呼ぶ物なのよ〜。でもね雲を払うともいうから、大丈夫だと思っていたの。*倭の太鼓はその使い分けができる力を持っていると思ったから、、、」と。

*7/19の演奏を見られた岡野さんは彼らの演奏に感動してそう思われたそう。そういえば、今日の倭の皆既日食パフーマンスの太鼓には大きな雷模様が。あれを見た時、ちょっとよぎるものがあったけど、まさかあの演奏は雨乞いのパフォーマンスだったの(?笑)

ということで、まずはビデオにてその時、有良(アッタ)の集落で和太鼓倭(やまと)のパフォーマンスに盛り上がった中で見た奄美での皆既日食の様子をここに紹介。(ちなみにこれはモノクロではありません。ちゃんとカラーで撮っていまーす。)

それではそれでは、詳細についてはアマミーナプロジェクトの様子とともに、また後ほど。


2009年7月10日金曜日

ネリヤカナヤ10周年公演:アシビにて(6/27/09)


島出身のネリヤカナヤ(奄美の伝承の海の向こうにある天国)というグループがいる。2002年にカリフォルニアは我が街チコで、奄美大島展示会「Voices from a Minority Culture in Amami Ohshima(紬展示会、奄美の歴史&自然写真展、浮世絵に見る着物展)」をやった時、招待した舞踊グループ「東京伊是名の会」が使っていた音楽を唄っていたのが、彼ら。それ以来のファンだったのだけど、なんと男性ボーカリスト平田君がアマミーナプロジェクトの太鼓部会の顧問を引き受けてくださった西平さん(西平酒造)の義理の弟さんとのこと。世間は狭いというけれど、奄美は特に狭い(笑)。

今回結成10周年記念公演を奄美の音楽喫茶「アシビ」でやることに。その情報を聞きつけ家族で聞きにいってきました。たくさんの人で一杯。アシビの中だけ違う空間が広がっていました。

あっそうそう多くの黒糖焼酎が皆既日食記念ボトルを発売していますが、奄美の老舗西平酒造でも皆既日食記念ボトル「加那(かな:愛しい人という意)」を出しています。こだわりのボトルでラベルがなんと大島紬の泥染と同じ、泥染で作られた特別版です。味はもちろん、視覚的にも美しい一品です。次に奄美で皆既日食が見られるのは300年毎も言われています。この機会にぜひにどうぞ。


2009年7月5日日曜日

坪山豊さんもう一曲:よいすら節





さてさて坪山豊さんには何曲が披露していただきましたが、これが最初の曲。前回のワイド節の途中で予想外の展開になってしまってワハハ状態でしたので、ここでは坪山さんの一曲をじっくりと聞いてみましょう。「よいすら節」です。

2009年7月4日土曜日

アマミーナイベント:唄者「坪山豊」祝い唄


アマミーナプロジェクトの4つのイベントの内の最初、岩崎透氏(三菱東山農場代表)の奄美講演(6月25日)には奄美本島市町村の重鎮が多く参加してくださり、岩崎さんのブラジル東山農場の話しに皆耳を傾けくださいました。また有り難いことに、この講演を盛り上げてくださるために、奄美を代表する島唄の唄者「坪山豊」さんがアマミーナの顧問、松田秀樹さんとのご縁で賛助出演をしてくださいました。祝い唄を何曲が披露。そこに7/19(日)の公演の下見のために奄美に来島してくれた、和太鼓倭(やまと)のリーダー、小川さんと元(げん)さんの二人も飛び込みでコラボを披露。小川さんは初めて手にする奄美のちぢん(太鼓)を道具につ坪山さんの「ワイド節」にあわせて即興の演奏です(^_^)。

そこに、、、なんとなんと、、、何が起こったか知りたい人は、このビデオをぜひクリックしてその様子を見てください。私はびっくりしてひっくりかえりそうになりましたよ。まさか、、、わははです。

2009年7月2日木曜日

アマミーナTシャツ少女マンガ版:キュートな女性用もできるかも


早速昨日デザイナーの盛岡史郎君に頼んで女性用Tシャツのイメージを作ってもらいました。ボランティアというのに忙しい中、さっさかやってくれました。さすがです。これはピンクの下地のイメージですが、この他さらに白地もいいなあと考えています。どうでしょう。これら女性版Tシャツができるかどうかは興味がある人(つまり注文数です)が多いかどうかにかかってますので、皆さんよろしくです。もうすぐ他のグッズ同様アマミーナサイトで詳細を紹介しますね。

アマミーナ少女マンガT−シャツ紹介その一:男女兼用版




アマミーナプロジェクト少女マンガ版のTシャツ案です。三人の作家さんよりアマミーナポスター(少女マンガ版)からデザインを使用しての作成の快諾をいただき、限定版での販売ということになりました。最初は女性用T−シャツのみでの作成を考えておりましたが、いろいろ意見を聞いたところ、男性群でも欲しいという方が結構いらっしゃったので、やはり男女兼用T−シャツ(ユニセックス:SMLサイズ)、¥2,800円で販売決定。(100枚の限定販売です!)

このT−シャツ用デザインはオリジナルの少女マンガ版ポスター(デザイナー:Max Inhelder)の中心部分のデザインを加工する形で、私の高校時代の友人、盛岡史郎君にただ働きで作ってもらいました。予算がないので、無理をいってお願いしました。グットデザインでとっても気にいっています(^_^)。

売り上げが出たら、君にもデザイン料をお支払いします〜と言いたいところだけれど、売り上げが出ても、きっと展示会準備費用に回してみんな消えてしまうと思うので、とりあえず、デザイン料はこのT−シャツ一枚に図録ということで今回は許してね。持つべきは友、本当に感謝です。Thanks!!!

もし評判が良いようだったら、左記のような女性用T−シャツ(参考イメージ)でも、なんと白とピンクの2色での作成も考えています。こんな形のT−シャツに同デザインが乗っかります。

T−シャツが売れてくれると、展示会の赤字が少しはカバーできると思うので、皆様どうかご注文ください。奄美皆既日食展示会限定でーす。興味のある方は、徳までご一報を(mtoku@csuchico.edu)。

詳細が決まり次第、アマミーナホームページの「関連商品」のところで、ご紹介します。その他のグッズ(例えば下記でもご紹介した大島紡ぎ泥染「アマミーナ&倭」T−シャツ、4コマ展示会図録やアマミーナポスター英語版、皆既日食限定版「黒糖焼酎」などなど)もここでご紹介しますよ。乞うご期待。


奄美大島泥染皆既日食祝いT−シャツ

今日アマミーナ実行委員会メンバーで和太鼓部会の野崎さんの作る泥染T−シャツの作成行程を見学してきた。アマミーナプロジェクトのメンバーのために、特別T−シャツを作ってくれていて、私も欲しいと追加注文をしたら、その後すぐに「徳さん、せっかくなので、実際にどのような感じで作られているか、見学に来てみませんか?」の電話が野崎さんからあった。「行く行く〜」と即答して、30分後に車で迎えにきてもらい、早速その泥田を見学しにいった。

一言「よかった〜」。大島紬行程のたいへんさと複雑さは聞いていたし、またその様子を見学させてもらったことはあったけれど、同じ行程でのT−シャツ作成を見させてもらうのは初めて。いや〜参りました。全く同じように手間ひまをかけて作られているのですね。

*写真は野崎さんのご両親とアマミーナプロジェクトのために特別に作ってもらった和太鼓倭(やまと)バージョン皆既日食デザインTシャツ。最終的にこの皆既日食デザインの中心に「倭(やまと)」の文字が入ります。右の赤のハートマークが入ったTシャツは子供用のみの特別デザインだそう。そして大人と同じ行程で手間ひまかけて作られていますが、特別に子供サイズということで、2千円でわけてくださるとのこと。

黒に見えますが、実は黒に限りなく近い焦げ茶です。ティーチ木(車輪梅:しゃりんばい)を煮出した液で20回そして奄美特有の鉄分を多く含んだ泥田で染め上げるという行程を2回繰り替えるとこういう色になります。(つまり40回以上の染の行程)ちなみにこのTシャツは通常6千円のところを4千円という安値で特別に作ってもらいました。ラッキー!

野崎奄美大島泥染店では泥染体験ツアーを最初に始めたお店の一つだそう。約2時間(〜5時間)の体験+Tシャツ一枚で2,500円!(上の小さい写真の一つはその泥染体験で作られたTシャツとのこと。そして絹のショールも泥染体験で自分用オリジナルを作ることができるそうです。さすがに絹のショールは木綿のTシャツ体験より、少々高めですが、それでも4千円でっマイデザインショールが作れるそうです。)